【Roland/BOSSサンプラーの系譜】Roland SP-202(1997年)〜700gの軽量さで手軽に持ち出せる初代 “Dr. Sample”

Roland SP-202

キーボード付きサンプラーS-50を1986年に発売し、サンプリング音楽市場に参入したRoland。ヒップホップやエレクトロを意識した1992年のDJ-70以降、シーケンサーやサンプル・トリガー・パッドを打ち出す製品が次々と生まれた。Roland SP-202は、1998年にBOSSブランドから登場した“Dr. Sample”を冠した初代のモデルで、SPシリーズの出発点と言える。

クラブ・ユースを想定したハンディ・サイズ

 BOSSブランドからリリースされたSPシリーズのモデル。当時の広告には“いつでもどこでもブレイクビーツ”というキャッチコピーを掲げるように、重量700g(本体のみ)の持ち運びに適したコンパクトな設計となっている。

 8つのパッド(最大同時発音数は4音)と4つのサンプル・バンクを装備。ツマミは2つで、それぞれボリュームとエフェクトを操作する。サンプリング周波数は4種類から選択でき、4MBのスマート・メディアには最大約35分(3.91kHzのLo-Fi 2モード選択時)までサンプリング可能だ。

 

Roland/BOSS サンプラーの系譜

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