キーボード付きサンプラーS-50を1986年に発売し、サンプリング音楽市場に参入したRoland。ヒップホップやエレクトロを意識した1992年のDJ-70以降、シーケンサーやサンプル・トリガー・パッドを打ち出す製品が次々と生まれた。そして2024年には、内蔵マイクやUSB-C接続を活用して、どこでも手軽にサンプリングが可能なポケットサイズのサンプラーAIRA Compact P-6が登場した。
“音楽を遊びつくす”がコンセプトの小型サンプラー
AIRA Compactシリーズの一つとして2024年にリリースされたサンプラー。サンプルは内蔵マイクで手軽に録音できるほか、アナログ入力での録音、USB-C接続でコンピューターと接続して取り込むこともできる。モーション・レコーディング機能(ツマミの動きを記録)を備える64ステップのシーケンサー、グラニュラー機能、20種類のエフェクトなど、コンパクトなサイズながらあらゆる機能を備えている。
ほかのAIRA Compact機種との連携にも適しており、同シリーズのコンセプト“音楽を遊びつくす”を体現するサンプラーだ。
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