PRESONUS Studio 1824C 〜10万円以内で購入できるオーディオ・インターフェース特集

PRESONUS Studio 1824C 〜10万円以内で購入できるオーディオ・インターフェース特集

オーディオ・インターフェース特集2022“ステップ・アップの1台”では、10万円以内で購入できる10製品を紹介。今回は、18イン/18アウトのPRESONUS Studio 1824Cです。

PRESONUS Studio 1824C

 18イン/18アウトを備える1Uラック・サイズのオーディオI/O。アナログ入力を8系統、アナログ出力を10系統備えるほかヘッドフォン出力も2系統搭載し、個人だけでなく複数での使用も見据えたモデルとなっている。

価格:オープン・プライス(市場予想価格:77,000円前後)

左から、USB-C端子、MIDI入出力、ワード・クロック出力、ADAT入出力、S/P DIF入出力、メイン出力×2(TRSフォーン)、ライン出力×8(TRSフォーン)、マイク/ライン入力×6(XLR/TRSフォーン・コンボ)

左から、USB-C端子、MIDI入出力、ワード・クロック出力、ADAT入出力、S/P DIF入出力、メイン出力×2(TRSフォーン)、ライン出力×8(TRSフォーン)、マイク/ライン入力×6(XLR/TRSフォーン・コンボ)

筆者が行ったスタジオでのテスト時の様子。マイク入力を8系統備えているので、写真のようなドラム録音もバスドラ、スネアからトップまでを別々に録音することが可能だ

レビュワーの奥村氏が行ったスタジオでのテスト時の様子。マイク入力を8系統備えているので、写真のようなドラム録音もバスドラ、スネアからトップまでを別々に録音することが可能だ

ミキサー・ソフトのUC Surface。各入出力のボリューム調整、ミュートやファンタム電源のオン/オフなどを調節できる。スマートフォン/タブレット用のアプリとしても用意されており、遠隔からの操作にも対応している

ミキサー・ソフトのUC Surface。各入出力のボリューム調整、ミュートやファンタム電源のオン/オフなどを調節できる。スマートフォン/タブレット用のアプリとしても用意されており、遠隔からの操作にも対応している

Input/Output:18イン/18アウト
●アナログ入力:マイク/ライン/楽器入力×2(XLR/TRSフォーン・コンボ)、マイク/ライン入力×6(XLR/TRSフォーン・コンボ) ●ファンタム電源:全マイク入力チャンネル一括オン/オフ ●アナログ出力:メイン出力×2(TRSフォーン)、ライン出力×8(TRSフォーン) ●デジタル入出力:S/P DIF入出力、ADAT入出力 ●MIDI入出力:1イン/1アウト ●ヘッドフォン出力:ステレオ・フォーン×2

Specifications
●接続:USB 2.0(USB-C) ●ビット/サンプリング・レート:最高24ビット/192kHz ●付属品:USB-Cケーブル、USB-A to Cケーブル、電源アダプター ●外形寸法:482.6(W)×44.4(H)×140.0(D)mm
●重量:2.2kg

Requirements
●Mac:macOS 10.13以降(64ビット)、Intel Core I3以上のプロセッサーまたはAppleシリコン(M1チップ) ●Windows:Windows 10以降(64ビット)、Intel Core I3プロセッサーまたはAMD A10以上のプロセッサー ●共通:1,366 x 768ピクセル以上のモニター解像度、30GB以上のハードディスク容量 ●iPad:iPad Pro、iPad Air、iPad mini(Retinaディスプレイ・モデル)、iPad(第4世代) ●Android:Android 6.0 (APIレベル23)以上

メーカー独自のXMAXプリアンプを8基搭載

 メーカー独自のXMAXプリアンプを8基搭載したオーディオI/Oです。XMAXは、“どんな球でも良いミット音で捕球してくれるキャッチャー”みたいなプリアンプで、欲しい音を取りこぼすことなく収録できます。素の音を存在感のある状態で録れるので、最初からゲインを上げすぎてひずむような設定をしてしまう、という事態を避けられます。後から加工しやすいとも言える音で、エンジニアリングの知識がなくても扱いやすいと思います。

 メイン/ライン出力は前に出てくる元気さがあり、作業していて気分が良いサウンドです。2つのヘッドフォン出力はそれぞれ別々のモニターを作ることもできるので、バンド・メンバーと一緒に録音する際などにも便利ですね。

 同社のStudio One Artist(DAW)とStudio Magicソフトウェア・スイート(プラグイン・バンドル)も付属しており、録音後の処理も広範囲にカバー。次のステップからその先へ、気持ちよく背中を押してくれるオーディオI/Oです。

 製品情報 

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