ヤマハSRスピーカー新時代突入。新鋭デジタル・ミキサーPM7もお披露目〜「YAMAHA PA 新製品内覧会」

GWの中日である本日5/2、ヤマハ銀座スタジオB2Fにて「ヤマハPA 新製品内覧会」が開催された。
主役はデジタル・ミキシング・システムRIVAGE PM7、そして待望のライブSR用スピーカーDZRシリーズ & CZRシリーズだ。

RIVAGE PM7 〜 DSP内蔵で機動力に優れる新鋭デジタル・システム

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3月に出荷を開始したRIVAGE PM7は、おなじみフラッグシップ・モデルのRIVAGE PM10の弟分。ミキシング・コンソールのCSD-R7とI/Oラックから構成され、CSD-R7はコントロール・サーフェスとしてだけでなくDSPも内蔵する、機動力に優れたシステムだ。

両機の違いは以下をご覧頂きたいが、PM7はPM10で高評価を得た“音質の良さ”をそのまま継承。もちろん96kHzプロセッシングに対応している。

▲PM7とPM10の主なスペックの違い ▲PM7とPM10の主なスペックの違い

さらにRIVAGEシリーズのメリットとして、同一システム内に複数のRIVAGEサーフェスを混在させたり、さらに最新ファームウェアV2.0ではDante規格に対応した他社製品も組み合わせることが可能など、拡張性に優れたシステムとなっている。

▲RIVAGEシステム例。二つのコントロール・サーフェスを使った運用例だ ▲RIVAGEシステム例。二つのコントロール・サーフェスを使った運用例だ
▲RIVAGEシステムで入力にTWINLANe、出力にDante接続を使用した例 ▲RIVAGEシステムで入力にTWINLANe、出力にDante接続を使用した例
▲PM7早期導入支援キャンペーンも9/26まで実施 ▲PM7早期導入支援キャンペーンも9/26まで実施

また、I/OラックのRioシリーズも第二世代の“D2”へと進化し、Rio3224-D2 / Rio1608-D2が登場。RIVAGEシリーズだけでなく、同社のCL/QL/TFシリーズのI/Oとしても使用可能なので、さまざまなシーンを想定した運用が考えられる製品だ。

DZR / CZRシリーズ 〜 ハイパワーと信頼性をコンパクトにまとめたSRスピーカー11機種

IMG_6386中小規模のライブSRシーンを見据えたスピーカー、DZRシリーズ / CZRシリーズ計11モデルもお披露目。頭文字が“D”はパワード、“C”がパッシブで、大きく分けて以下のように区別できる。

DZR315パワード15インチ3ウェイ
DZR15パワード15インチ2ウェイ
DZR12パワード12インチ2ウェイ
DZR10パワード10インチ2ウェイ
DXS18XLFパワード18インチサブウーファー
DXS15XLFパワード15インチサブウーファー
CZR15パッシブ15インチ2ウェイ
CZR12パッシブ12インチ2ウェイ
CZR10パッシブ10インチ2ウェイ
CXS18XLFパッシブ18インチサブウーファー
CXS15XLFパッシブ18インチサブウーファー

YAMAHAの技術を生かしてユニットから自社開発をしており、“Advance FIR-X tuning”処理をクロスオーバーに採用、つながりの良いサウンドを目指している。さらに3ウェイのDZR315は最大音圧レベル143dB SPL peak@1mを実現し、大音量での再生を可能としている。

いずれもオープン・プライスで、今年8月の発売予定。近年はデジタル・ミキシング・システムで市場を牽引してきた同社だが、もともと持っていた高い技術力+グループ・カンパニーNEXOとの技術交流もあり、いよいよ「スピーカーのYAMAHA」として新たなフェイズに突入したと言える

▲DZRシリーズ ▲DZRシリーズ
▲DZRシリーズ(2ウェイ・モデル)のフロント・グリルを外したところ ▲DZRシリーズ(2ウェイ・モデル)のフロント・グリルを外したところ

【YAMAHA CQ Webサイト】
http://www.yamahaproaudio.com/japan/ja/