
GWの中日である本日5/2、ヤマハ銀座スタジオB2Fにて「ヤマハPA 新製品内覧会」が開催された。
主役はデジタル・ミキシング・システムRIVAGE PM7、そして待望のライブSR用スピーカーDZRシリーズ & CZRシリーズだ。
RIVAGE PM7 〜 DSP内蔵で機動力に優れる新鋭デジタル・システム
3月に出荷を開始したRIVAGE PM7は、おなじみフラッグシップ・モデルのRIVAGE PM10の弟分。ミキシング・コンソールのCSD-R7とI/Oラックから構成され、CSD-R7はコントロール・サーフェスとしてだけでなくDSPも内蔵する、機動力に優れたシステムだ。
両機の違いは以下をご覧頂きたいが、PM7はPM10で高評価を得た“音質の良さ”をそのまま継承。もちろん96kHzプロセッシングに対応している。

さらにRIVAGEシリーズのメリットとして、同一システム内に複数のRIVAGEサーフェスを混在させたり、さらに最新ファームウェアV2.0ではDante規格に対応した他社製品も組み合わせることが可能など、拡張性に優れたシステムとなっている。



また、I/OラックのRioシリーズも第二世代の“D2”へと進化し、Rio3224-D2 / Rio1608-D2が登場。RIVAGEシリーズだけでなく、同社のCL/QL/TFシリーズのI/Oとしても使用可能なので、さまざまなシーンを想定した運用が考えられる製品だ。
DZR / CZRシリーズ 〜 ハイパワーと信頼性をコンパクトにまとめたSRスピーカー11機種
中小規模のライブSRシーンを見据えたスピーカー、DZRシリーズ / CZRシリーズ計11モデルもお披露目。頭文字が“D”はパワード、“C”がパッシブで、大きく分けて以下のように区別できる。
DZR315 | パワード15インチ | 3ウェイ |
DZR15 | パワード15インチ | 2ウェイ |
DZR12 | パワード12インチ | 2ウェイ |
DZR10 | パワード10インチ | 2ウェイ |
DXS18XLF | パワード18インチ | サブウーファー |
DXS15XLF | パワード15インチ | サブウーファー |
CZR15 | パッシブ15インチ | 2ウェイ |
CZR12 | パッシブ12インチ | 2ウェイ |
CZR10 | パッシブ10インチ | 2ウェイ |
CXS18XLF | パッシブ18インチ | サブウーファー |
CXS15XLF | パッシブ18インチ | サブウーファー |
YAMAHAの技術を生かしてユニットから自社開発をしており、“Advance FIR-X tuning”処理をクロスオーバーに採用、つながりの良いサウンドを目指している。さらに3ウェイのDZR315は最大音圧レベル143dB SPL peak@1mを実現し、大音量での再生を可能としている。
いずれもオープン・プライスで、今年8月の発売予定。近年はデジタル・ミキシング・システムで市場を牽引してきた同社だが、もともと持っていた高い技術力+グループ・カンパニーNEXOとの技術交流もあり、いよいよ「スピーカーのYAMAHA」として新たなフェイズに突入したと言える。


【YAMAHA CQ Webサイト】
http://www.yamahaproaudio.com/japan/ja/