パナソニックの設備向けPA機器、RAMSA Auditorium Series第3世代が登場

パナソニック システムワークスは、RAMSAブランドの設備向けPA機器、Auditorium Seriesを発表。6月10日に製品発表会を開催した。
1979年にスタートしたRAMSAブランドでは、これまでもAuditorium Seriesと銘打ったPA機器をリリースしてきた。同社は、1980年代〜1995年のアナログ製品を第1世代、1996〜2006年のデジタル化&高機能化を第2世代位置づけた。そこから10年、今回発表された第3世代は、設備音響として求められる機能を集約したラインナップとなっている。【デジタル・コンソール】
●WR-DX400:オープン・プライス

デジタル・コンソール。アナログ32ch入力、、AIRマイク(L/R)、アナウンス・マイク、トークバックを合わせ入力は36ch。出力はアナログ16chを。設備用コンソールに求められるマトリクス出力を16系統装備する。オプションのカードで入出力端子の追加が可能。DanteカードWR-PC001(オープン・プライス)も用意される。

RAMSA WR-DX400 RAMSA WR-DX400
【デジタル・ミキサー】
●WR-DX100:オープン・プライス

ラックマウント型ミキサーで、アナログ入力12ch(モノラルマイク/ライン×8、ステレオ・ライン×2系統)、アナログ出力8ch。専用のミキサー操作ユニットWR-PU100(オープン・プライス)に対応。WR-PC001にも対応し、WR-DX400の入力拡張用ユニットとしても使用できる。【パワー・アンプ】
●WP-DN700:500,000円
●WP-DN360:400,000円

WP-DN700は1,000W(4Ω連続)×2ch、WP-DN360は560W(4Ω連続)×4ch。クラスD構成とスイッチング電源の使用で軽量かつコンパクトな仕上がりに。BTL出力にも対応する。重量はどちらも約11kg。
ラック内は上からWR-PU100、WR-DX100、WP-DN700、WP-DN-360。ラック上にWR-PC001 ラック内は上からWR-PU100、WR-DX100、WP-DN700、WP-DN-360。ラック上にWR-PC001

【スピーカー:ARシリーズ】
●WS-AR080(黒:78,000円、白:88,000円)
●WS-AR200(黒:135,000円、白:145,000円)

高剛性と軽量さを兼ね備えた樹脂製エンクロージャーを採用。WS-AR080はウーファー径200mmの2ウェイ、WS-AR200はウーファー径300mmの2ウェイ【スピーカー:HPシリーズ】
●WS-HP400(250,000円)
●WS-HP450(220,000円)
●WS-HP480(270,000円)

中小ホールの設備設置やイベントPAに適した木製エンクロージャー採用モデル。WS-HP400は380mmウーファー搭載の2ウェイ機。WS-HP450はユニット径380mm、WS-HP480はユニット径460mmのサブウーファー。
また、RAMSAでは来年ラインアレイ・スピーカーをリリース予定。平面波ドライバーを採用した遠達性の高さが大きなポイント。大型のモデルは1モジュールに300mmウーファーを2基備えた3ウェイで、ハイ/ミッドに同軸平面波ドライバーを採用する。
手前右がARシリーズ(黒)とHPシリーズのスピーカー。後ろに見えるのが開発中のラインアレイ 手前右がARシリーズ(黒)とHPシリーズのスピーカー。後ろに見えるのが開発中のラインアレイ
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