ボーカロイドとリアルなアコースティック楽器音を搭載した音源チップ

YAMAHANSX-1
ヤマハから、標準的な「General MIDI」のほかに「Real Acoustic Sound」と「eVocaloid」にも対応した新音源LSI「NSX-1」が登場。11月上旬には、「JavaScript」から「NSX-1」を操作するためのライブラリと、サンプルのウェブ・アプリケーションがオープンソースで公開される。

NSX-1には、通常のGeneral MIDIによる音色にくわえて、ヤマハのグランドピアノ「CFX」をもとにした音色をはじめとした30種類のリアルなアコースティック・サウンドを奏でる音源Real Acoustic Soundを搭載。「VOCALOID」の処理に適するように作られた専用音源eVocaloidにより、バーチャルシンガーによる歌声まで奏でることができる。さらに、JavaScriptを用いてNSX-1を操作するためのライブラリが公開。これにより、ウェブ・アプリケーションから、音を鳴らす/止める、使用する音色を選択するといったNSX-1の制御が簡単にできるようになる。こちらはオープンソースで公開されるため、NSX-1と連動したアプリケーションや製品などの開発が自由に行える。なお、11月3日、4日に日本科学未来館で開催されるDIYの祭典「Maker Faire Tokyo 2013」にてNSX-1が出展されるほか、NSX-1を搭載した製品も展示される予定。

YAMAHA
NSX-1
2,000円