ポストプロダクションなど業務制作向け音響システムNuageを発表

ヤマハは、映画、ドラマ、テレビなどのポストプロダクション作業を円滑に行う業務制作向け音響システムNuageを発表した。

ヤマハとスタインバーグによる業務制作の次世代ソリューションNuageは、最高192kHz対応の高音質オーディオ・インターフェースを搭載し、直感的な操作が可能なコントロール・サーフェスにより、自由度の高いコンポーネントや複数DAWの切り替え制御、ネットワーク・オーディオによる自由なシステム設計などワークフローが飛躍的に向上する仕様となっている。


業務用DAWソフトウエアとして名高いスタインバーグ社Nuendoと、ヤマハのハードウエアとが融合した次世代型のシステム・ソリューションとして大規模なMAスタジオや小規模なプロジェクト・スタジオまでさまざまな現場の要求に応えることができる。


またNuageは、Nuendoを核としコントロール・サーフェスのNuage Master、Nuage Fader、オーディオ・インターフェースのNuage I/O、ワークスペース・ユニットのNuage Workspaceなどのコンポーネントにより構成されている。Danceネットワークを採用しているので、Nuageだけでなく、同社のデジタル・ミキシング・コンソールCLシリーズや、I/OラックRioシリーズなどと組み合わせることも可能だ。



1211140104.jpg

さらに液晶タッチパネルを採用したコントロール・サーフェスNuage Master、タッチ・スライダー型のNuage FaderによりNuendoを直感的に操作することができる。Nuage Master1台につき最大3台までのNuage Faderを連結可能。もちろんそれぞれ単体での使用も可能。



1211140105.jpg

1211140106.jpg



そして最高192kHz対応のオーディオ・インターフェースNuage I/Oにより高音質を実現。デジタル入出力数の違いにより3種類が用意されている。いずれも最大8台までのカスケード接続が可能。ゼロレイテンシー・モニタリングを実現し、Danteによりセットアップも容易だ。


1211140107.jpg 1211140108.jpg