CAMCOD-Power Series

ヒビノインターサウンド株式会社は、ドイツCAMCO(キャムコ)のパワーアンプ、D-Power Seriesの国内販売を開始した。
D-Power Seriesは、増幅器としての機能に特化した質実剛健なパワーアンプだ。ラインナップは、ハイブリッドクラスHを採用した「D-Power 7」、UMACクラスDを採用した「D-Power 1」と「D-Power 05」の3機種が用意されている。
商品名 | ステレオ出力(4Ω) | 標準価格 |
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D-Power 7 | 2100W + 2100W | 533,400円 |
D-Power 1 | 500W + 500W | 207,900円 |
D-Power 05 | 250W + 250W | 159,600円 |
D-Power Seriesの主な特長
パワーアンプ本来の機能に特化
D-Power Seriesは、「スピーカーを駆動させる増幅器」という本来の機能を特化した2チャンネルのパワーアンプだ。PCでのコントロール機能もDSPも搭載しておらず、パワフルで品位のある音質を提供する、という原点に立ち戻って設計。歪みの低減やノイズ特性の改善に取り組み、THDは0.01%以下と桁違いの数字が示すとおりのクリアで高品位な音質を実現している。ハイブリッドクラスHを採用した「D-Power 7」は安定した2Ω駆動が可能で、2650W+2650Wの大出力を誇る。大型のスピーカーやラインアレイをはじめとする複数のスピーカーシステムにも余裕を持ってドライブ可能。UMACクラスDを採用した「D-Power 1」と「D-Power05」を含め、クラスを超えた音響性能を備えており、大規模なライブサウンドから高音質を求める商業設備まで、必要なパワーに応じて選択できる。
高い信頼性、軽量化、大幅な省電力化を実現
D-Power Seriesは、2Uサイズの共通の筐体に信頼性の高いスイッチング電源を搭載している。効率を最適化することでサイズを小さくし、「D-Power 7」は質量12.4kg、「D-Power 1」と「D-Power05」は5.2kgと軽量化を実現。移動の多い現場に最適。また、消費電力は「D-Power 7」で1800W、「D-Power 1」は200W、「D-Power 05」にいたっては120Wと従来のパワーアンプに比べて大幅に削減しており、現場での電力消費を低く抑えられる。
安定性の高い運用が可能
D-Power Seriesは、過酷な使用に対応する保護回路を搭載しており、安定性の高い運用を可能にする。過剰な出力電流を制限するリミッター、加熱によるダメージを防ぐサーマルプロテクション回路も搭載。さらに、過大なAC電圧から電源を保護する検知機能やスピーカーを保護するDCプロテクションにより万全を期している。前面パネルには、41ステップのクリック付きレベルコントロールと電源スイッチ、SignalやClipなどのインジケーターを装備。入力端子はバランスのXLRとフォーン(D-Power1&05のみ)、出力端子はノイトリック製4Pスピコンを採用。また、ステレオ/ブリッジモノの切り替えが簡単にできるスイッチも装備しており、設置の手間を省いている。