ARTのチャンネル・ストリップ「Pro Channel」がバージョンアップ

ARTPro Channel II
ARTのチャンネル・ストリップ「Pro Channel」がバージョンアップされ、「Pro Channel II」として登場した。

「Pro Channel II」は、チューブ・マイク・プリアンプとオプト・コンプレッサー、そしてEQ を搭載したチャンネル・ストリップだ。マイク・プリはクラスAのディスクリート回路で、クリーンで透明感のあるサウンド。コンプレッサーは、過渡応答やノイズを繊細にコントロールする。EQはセミ・パラメトリックで幅広く効く。インサーション端子を装備しているので、気に入りのアウトボードをマイク・プリアンプの後や、コンプとEQの間に接続可能。また、見やすいアナログVUメーターとLEDのメーターで、オーディオ・レベルを細かく確認することができる。

Pro Channel IIの主な特長


マイク・プリアンプ


ラインレベル信号と同じくローインピーダンスで、マイクに最適化されている。ゲインは56dB。位相はPHASEスイッチで反転可能。リアパネルにあるXLR INPUTのインピーダンスは様々な種類のマイクに対応する。ファントム電源も送ることができる。ローカット・フィルターは、低音のノイズや風の音やポップノイズを取り除き、音をより鮮明にする。フロントパネルには楽器用に1/4" T/S端子も装備。ロード・インピーダンスを調整してマイク・サウンドの微妙な設定もできる。真空管のプレート・ボルテージを選ぶことで、サウンドを変化させることができる。

コンプレッサー


コンプレッサー部は、スロープを調整可能なオプチカル・コンプレッサー/リミッター。アタックとリリース・コントロールを装備し、レンジが広く、歪が無く、素早い反応が特長。

イコライザー


セミ・パラメトリック4バンド・イコライザーで、自由な音作りに対応。それらを効果的に調整することで、今一なサウンドの音源でさえも、良いサウンドに変身させることができる。4つの各バンドは周波数が重複しており、繊細なEQ処理を可能としている。

メーター


VUメーターは、出力レベル/EQ出力/コンプレッサー出力/プリアンプ出力を切り替えて表示する。LEDメーターは、真空管の動作状態とコンプレッサーのゲイン・リダクション量を表示する。

ループ・インサート


外部機器を本機に接続したり、本機のマイク・プリアンプ部や、コンプレッサー部、EQ部を独立して使用することができるように、エフェクト・ループが、プリアンプとコンプレッサーの間、コンプレッサーとEQの間に装備されている。

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ART
Pro Channel II
63,000円
●寸法:89H×483W×233Dmm●重量:5kg