Avid、VENUEラインナップの新製品「SC48 Remoteシステム」他を発表

Avid VENUESC48 Remoteシステム/VENUE Stage 48/VENUEソフトウェア
Avidは、VENUEラインナップの新製品として「VENUE SC48 Remoteシステム」および「VENUE Stage 48」、「VENUE 3 コンソールソフトウェア」を発表した。

それら3製品を紹介しよう。


VENUE SC48 Remoteシステム


SC48コンソールに、VENUE Stage 48リモート・ボックス、Ethernet Snake Card、VENUE コンソール・ソフトウェアVersion 3.0(以下VENUE 3 software)を組み合わせた製品。


上位モデルのVENUE Profile同様に、ステージからFOH間のデジタル伝送を可能にしている。Stage 48 リモートI/Oボックスをステージ側に設置し、Cat6ケーブルを使用したEthernet AVBスネーク接続(ライブ・サウンド市場では初採用)により、煩雑なアナログスネークの敷設を行うことなく、最良の音質と信頼性を享受できる。もちろんAVBスネークはリダンダント仕様となっており、プライマリーのAVBスネークに不具合が発生した場合でも、自動的にセカンダリーのAVBスネークにチェンジオーバーする。


主な特徴



  • VENUEのサウンド、パワー、信頼性をコンパクトなSC48システムに集約。

  • Stage 48は、32Mic入力(2×Ai16)/16出力(AO16 or XO16 or AT16)が装備可能。最大2台のStage 48が1台のSC48とシステム構築可能(但し、選択出来るマイク入力数は、最大で48ch。同様に出力も最大で32chまで)。

  • Stage48の利用により、Profile同様のストレート・ワイヤー・ウイズ・ゲインを具現化。更に優れたオーディオ・クオリティを提供する。

  • ネットワーク伝送の次世代スタンダードと呼べるEthernet AVBによる高信頼性、オープン性に対応。標準Cat6ケーブルによるリダンダント接続(伝送可能距離=最長100メートル)。

  • VENUE 3.0ソフトウェアにより、FW400ポートとPro Toolsソフトウェアの接続だけで最大32チャンネルまでの音声をSR(PA)と同時にマルチトラック収録可能。また、内部パッチベイにより32チャンネルのバーチャル・サウンド・チェックも可能。

  • VENUEシステム最大の利点であるShowファイルの互換性は従来通り継承。システムの相違や旧バージョンで作成されたShowファイルを従来通りLoad可能。




VENUE Stage 48


Stage 48リモートI/Oボックスは、(SC48用Ethernet Snake Cardと共に使用することで)既存SC48ユーザーへのアドオン・オプションとして使用することもでき、システムにフレキシビリティと以下の機能を提供する。また、2台目のStage 48をSC48 Remortと組み合わせる事により、設備市場に於いても更なる利便性を提供する。


主な特徴



  • 既存SC48にマウントされているAi16×2枚とAO16×1枚をStage 48へと移設し、VENUE SC48 Remortとして利用できる。

  • Stage48の利用により、Profile同様のストレート・ワイヤー・ウイズ・ゲインを具現化。更に優れたオーディオ・クオリティを提供する。

  • Ethernet AVB接続は、リダンダント仕様により信頼性を確保。

  • 2台目のStage 48を追加しSC48のI/Oを更に拡張可能。




VENUE 3 コンソールソフトウェア


VENUE 3コンソール・ソフトウェアは、既存コンソール・ソフトウェアを更に強化。全VENUEユーザー様に数々の新機能を提供する。Version 3.0 ソフトウェア・アップデートでは、使用可能なバス、インプット・プロセッシング・チャンネル、プラグイン・スロット、Pro Toolsチャンネル(FWx)の数が拡張されており、SC48を愛用するユーザーには最も有益なアップデートとなる。


主な特徴



  • SC48はInput Channels選択可能数を48chから64chに、VENUE Mix RackではInput Channels選択可能数を64chから80chへそれぞれ拡張。これにより、物理的な入力数に左右されること無く、4つのフェーダー・レイヤーへのアサインが自在に可能になった。

  • 最大32×Pro Toolsチャンネル。ProTools ソフトウェアとSC48(FWxカード)との組み合わせによるRecord & Playbackが従来の18-Trから32-Trに拡張(FWx使用のMixRack及びFOH Rackも同様にトラック数が拡張される)。

  • 4バンドEQセクションのパラメーターをコピー&ペーストした際に、HPFのパラメーターも併せてペースト可能になった(従来はHPFセクションは別扱い)。

  • チャンネル・ストリップを直接ドラッグ&ドロップし、コンソール上のチャンネル・レイアウトをすばやく構築可能。

  • SC48は従来の16バスから24バスへ拡張。

  • SC48では20迄に限定されていたプラグイン・スロットを40迄拡張。DSPパワーの空き容量次第だが、従来以上のプラグインを利用する事も可能。

  • 日本のユーザーからもリクエストが多くあった、InputディスプレイのAUX操作子表示部にアサインされた名称を表示(従来は数値のみ表示)。

  • イベント・リストにユーザー・ボタンを追加。タップ・テンポなどを実行可能。




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未定