RolandR-MIX Audio Processing Software
ローランド株式会社は、CDなどのオーディオ・データ(WAV、AIFF形式)をパソコン画面上でグラフィカル表示し、さまざまな編集が行えるWindows/Mac対応の音楽ソフトウェア「R-MIX」を2011年12月中旬から発売することを発表した。
「R-MIX」は、オーディオ信号を音の高さ、定位(音の位置)、音量に分解してグラフィカルに表示し、音のクオリティを保ったまま、任意の一部を抽出したり消去したりすることができるソフトウェアだ。
再生スピードや音の高低を独立してコントロールできるので、これらの機能を組み合わせることでさまざまな用途に活用できる。
発売は2011年12月中旬。なお機能を限定したiPad対応版「R-MIX Tab」の発売も予定されている。
R-MIXの主な用途
マイナス・ワン(カラオケ)制作
既存の楽曲からボーカル部分を消去することで、カラオケ・データを簡単に作成できる。また、ギターやベースなど、自分が練習したい特定の部分を消し、一緒に演奏することでマイナス・ワンでの練習が簡単に行える。
耳コピー
自分の練習したいパート部分を抽出し、旋律を聴き取りやすくすることができる。またその際、音質を変えずにテンポを落とすことができるので、速いフレーズなども簡単に聴き取ることが可能。
リミックス&ノイズキャンセル
ライブ録音素材の特定部分に対して、音量バランス調整やディレイ、リバーブなどのエフェクト追加が行える。特にノイズ除去は、スライダー操作で行えるので、非常に便利。
ソングメドレー制作
2つのトラックに入った別々の曲をつなぎ合わせて、オリジナル・メドレーを制作することができる。自分だけの曲集づくりやイベント用、ダンスの練習用など、さまざまな用途に活用できる。
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