タスカムの48トラックデジタルオーディオワークステーション「X-48MKII」、7月下旬に発売

TASCAMX-48MKII
ティアック株式会社は、48トラックデジタルオーディオワークステーション「X-48MKII」をプロオーディオ市場に向けて、TASCAM(タスカム)ブランドで2011年7月下旬に発売することを発表した。

「X-48MKII」は、48トラック・マルチトラック・ハードディスクレコーダーと48チャンネルデジタルミキサーが融合した、スタンドアローンの48トラック・デジタルオーディオワークステーションだ。32ビット、96kHzの48トラック同時録音/再生が可能で、ライブレコーディングからイベントでの音声送出、ポストプロダクションまで幅広く対応する。


本体には1TBハードディスクドライブを内蔵し、フェスティバルなどでの長時間レコーディングに対応。外付けハードディスクドライブとの接続はeSATAインターフェースを採用し、高速バックアップが可能。またeSATA接続の外付けハードディスクドライブに直接録音することも可能となっている。


レベルメーターやLCD、トランスポートキーなどの各種キーを本体に装備しているため、マルチトラックレコーダーとしての操作をフロントパネルで行うことが可能なほか、別売のキーボードやマウス、外部ディスプレーを接続してグラフィカルユーザーインターフェイスによる操作が可能。また、デジタルミキサーはプレイバック時のミックスダウンミキサーとして使用可能であり、モニター用サブミキサーなどとして活用できる。


オーディオ入出力は、標準で48チャンネルのTDIFデジタル入出力を装備するほか、24チャンネルのオプションカードスロットを2基装備しており、アナログ入出力、AES/EBUデジタル入出力、ADATデジタル入出力を選択可能。様々な目的に応じたシステムを構築できる。



TASCAM
X-48MKII
577,500円(希望小売価格)
●電源:AC100V、50-60Hz●消費電力:49W●外形寸法:483(幅)×184(高さ)×439(奥行き)mm●質量:13.7kg