「Cubase Elements 6」は、スタインバーグ社のDAWソフトウェアの最新版だ。3月に発売された上位グレード「Cubase 6」「Cubase Artist 6」と同じユーザーインターフェイス、オーディオエンジンを搭載。最大24bit/96kHz対応、48オーディオ/64MIDIトラック使用可能。ヤマハとの共同開発によって生まれた「HALion Sonic SE」を含む3種類のVSTインストゥルメントを内蔵し、合計550以上の音色が使用可能と、作曲、録音、編集のための基本的なツール群が厳選され搭載されている。またエントリー・グレードながらも、オーディオ&MIDIレコーディングと編集、ミックスを一体化させた「Cubase」シリーズならではの快適な音楽制作ワークフローを実現している。
Cubase Elements 6の主な特徴
1.最大24bit/96kHz対応、48オーディオ/64MIDIトラック使用可能
上位グレード「Cubase 6」と同じ32bit浮動小数点演算によるオーディオエンジンを搭載し高音質を実現。最大で24bit/96kHzフォーマット、48のオーディオトラック、64のMIDIトラックを扱うことができ、24トラックのオーディオ同時録音にも対応している。バンドレコーディングからダンストラック制作まで、高いパフォーマンスを発揮し、幅広い対応を実現。
2.強力なVSTインストゥルメントを3種類搭載
ヤマハとの共同開発によって生まれた高品位な音色を多数搭載するマルチティンバー音源「HALion Sonic SE」、アナログモデリングシンセサイザー「Prologue」、ビート制作に欠かせないドラム音源「Groove Agent ONE」の3種類のVSTインストゥルメントが搭載され、合計で550以上もの音色が用意されている。いずれも音楽制作において即戦力となる強力なソフトウェア音源だ。また、ファイル検索・マネージメント機能「MediaBay」を用いることにより、スピーディな音色検索・管理が可能。
3.30種類以上のエフェクトプラグインを標準搭載
30種類以上のオーディオエフェクトプラグインを標準搭載。ボーカルのピッチコントロールや新たなメロディラインを作成可能な「Pitch Correct」、ギタリスト必携の「AmpSimulator」、オーディオミックスダウン時に重宝するディザープラグイン「UV22HR」を筆頭に、作曲からミックスまで即戦力となるハイクオリティなエフェクトを多数搭載している。これらプラグインも「MediaBay」に対応しており、実用的なプリセットも豊富に用意されている。
4.クロスプラットフォーム&32bit/64bit両対応
Windows 7、Mac OS X 10.6の両OSに対応しているだけでなく、いずれのOSの32bit/64bit版にも対応。特に64bitネイティブ対応により、2GB以上のメモリー領域を使用することができ、使用可能なトラック、プラグイン、サンプルの数が従来よりも増加。