RolandM-480
ローランド株式会社は、業務音響用のデジタル・ミキサー「V-Mixer」の最上位機種として、新開発のミキシング・エンジンを搭載し、音質調整や音場調整など、より自由で高度な音声処理を可能にしたライブ・ミキシング・コンソール「M-480」を、2011年4月21日(木)に発売することを発表した。
新開発のミキシング・エンジンが搭載された「M-480」は、従来機種の約2倍の音声処理を実現。これにより、入力の音質を調整する「入力チャンネル」、スピーカーや会場の特性に合わせた音質補正を行う「出力チャンネル」、残響や特殊効果を加える 「マルチ・エフェクト」といった各部がすべて強化され、より緻密で繊細なミキシングが可能となった。
また2台の「M-480」をLANケーブルで接続することにより、入力チャンネル数を48チャンネルから96チャンネルに拡張でき、大型ミキサーに匹敵するミキシング環境を、省スペースかつ低コストで実現できる。
コンパクトなボディに、数々のエフェクトやオーディオ・レコーダーなどミキシングに必要な周辺機能が一体化され、高度なミキシング処理が一台で行えるコンソールとなっている。
M-480の主な特徴
- ユーザーの想いをかなえる先進のパフォーマンス
- 新開発のミキシング・エンジンを搭載
- 人間工学に基づいてデザインされた洗練のサーフェース
- ハイ・レベルな音場補正も内部ですべて完結
- カスケード接続をサポート。大規模なミックスにも対応
- 使用現場や用途に合ったシステムを自由に構築可能、先進のミキシング環境『V-Mixing System』
- 高音質をシンプルかつフレキシブルに、次世代のオーディオ伝送テクノロジー『REAC』
- 48ch入力+6ステレオ・リターンのミックス・キャパシティ、カスケード接続で96ch入力にも対応
- 4バンド・フル・パラメトリックEQ/ゲート/コンプをすべての入力チャンネルに搭載
- 多彩なミックスを実現する充実のエフェクト、6系統のマルチエフェクトと12系統のEQはすべて併用可能
- PCによるリモート・コントロールに対応、無線LAN環境なら遠隔操作も可能
- ライブ・レコーディングや中継収録にも対応、便利なUSBメモリー・レコーダー機能も装備