Soundcraftの技術を結集した小型デジタル・ミキシングコンソール「Si Compact」シリーズ、3月下旬より順次発売

SoundcraftSi Compact 16/Si Compact 24/Si Compact 32
ヒビノ株式会社は、Soundcraft(サウンドクラフト)のデジタル・ミキシングコンソール、Si Compactシリーズ3機種を、2011年3月25日より順次発売することを発表した。

Si Compactシリーズのラインナップは、Si Compact 16、Si Compact 24、Si Compact 32の3機種。いずれもSoundcraftが長年培ってきたミキシングのノウハウと先進のデジタル技術を元に、システム全体の設計をシンプルに構成した小型デジタル・ミキシングコンソールで、直感的なオペレートと瞬時のパラメーター調整が必要となるライブSRに特化した操作性を持つ。


コアとなるシステムのコンセプトはTOTEM(The One Touch Easy Mix)。スナップショットの保存などの主要な調整項目や、バスセンドなどの調整頻度の高い項目は物理的にサーフェス上に配置され、スイッチ1つを押すだけで、調整するパラメーター項目や関連するパラメーター項目がサーフェス全体に展開され、設定を素早く簡単に実行することができる。

フェーダーの真上に1列で配置された多機能ロータリーエンコーダーは、マスターセクションのゲイン、フィルター、パンなどのスイッチに合わせて機能が一括で変化。スイッチ1つで各入力チャンネルを横断する形でパラメーター調整が行える。

さらにFX、ステレオ、モノラル、GEQ、AUXなど、フェーダーに割り当てられた機能に合わせて内部のLEDカラーが変化するFaderGlow機能も搭載。暗く視認性の低いライブハウスでもフェーダーの働きを瞬時に把握できるため、誤操作のリスクを大幅に減らすことができる。


加えてSi Compactは、Harman Proグループの音響メーカーBSS AUDIO、Lexiconの音響テクノロジーを結集し、高品位な音響処理能力を獲得している。全25系統の出力バスにBSS AUDIOの28バンドGEQを配置。精度の高いフィルタリング技術により、狙った周波数のゲイン制御が的確に行える。またLexicon のステレオリバーブレーターも4基搭載され、世界的に高い支持を集める自然で豊かなLexiconのリバーブサウンドを使用することができる。


その他、入力セクションにコンプレッサー、ゲート、PEQ、ハイパスフィルター、ディレイを、出力セクションにコンプレッサー、PEQを搭載し、ミキシングに必要なほとんどの音響処理機能を網羅。

またSi Compactは、コンパクトながら大掛かりなライブSRにも対応する入出力系統を装備。SRの規模に合わせて16/24/32系統のモノラル入力を搭載した3つのモデル(下記)が用意されている。


出力はLRCマスターバス、14AUXバス、4マトリクスバスを搭載しているほか、各4系統のインサート(Si Compact16のみ未搭載)、ミュートグループも用意されている。さらに、拡張スロットを搭載し、Si Series用オプションカード(MADI、CobraNet、AVOIMなど) を装着可能。MADIカードを装着し、ステージボックスも接続可能。


発売時期は、Si Compact 24が2011年3月25日、Si Compact 16が5月、Si Compact 32が6月の予定。


 


▼Si Compact 16(577,500円/2011年5月発売予定)



▼Si Compact 24(756,000円/2011年3月25日発売)



▼Si Compact 24のリアパネル



▼Si Compact 32(924,000円/2011年6月発売予定)




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Si Compact 16/Si Compact 24/Si Compact 32
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