DJソフトウェアやオーディオI/O、MIDI機器などを使用するDJや楽曲クリエイターにとって、USBケーブルは音質の良し悪しを左右する重要なツールとして認識されはじめている。
ベスタクスと小柳出電気商会の共同開発によって生まれた「Vestax-neo」(Hi-Speed USB 2.0 DIGITAL AUDIO CABLE)は、USBデータ転送エラーを大幅に改善すると共に、ロスなく安定したバスパワーの供給を実現。これにより優れた音質改善効果を体感できるという。
加えて、伝送ロスやインピーダンスの変化・静電気の影響を回避することができるフラットケーブルや、大音量の現場での端子への微振動伝搬を避けることができるアルミカバーコネクターを採用。ケーブル長はコンピュータと周辺機器との接続を考慮し、プロからの要望の多い0.8Mと1.5Mの2タイプが用意されている。
価格は0.8Mが4,830円、1.5Mが5,775円。
▼ジャック部とケース
Vestax-neoの主な特徴
転送構造
内外ノイズ、PCから発生される電磁波などから効率的に信号を守り、導電率や誘電率を考慮することにより、電気信号の減衰を極力抑えるアプローチを採用。データ転送をスムースにロスなく処理できることで、ケーブルによるデータ損失を抑え、立体的なサウンドを実現。
インピーダンス調整
正確なインピーダンスマッチングによりきれいな信号波形を有し、終端反射などを起こすことなく反射ノイズを抑え、正確なデータ転送と優れた安定性を実現。
厳選された導体
バスパワー駆動も考慮し、信号伝送方向の結晶粒界を理論的にゼロにしたPCOCC(Pure Crystal Ohno Continuous Casting Process) を採用。
フラットデザインとノイズ対策
フラットデザインによるケーブルは、ケーブルを曲げたときに起こるケーブル内部の歪みが引き起こす伝送ロス、インピーダンスの変化、静電容量の変化を回避し、同時に外来ノイズや電磁波などからデータを守る。
コネクター
アルミカバーを採用することにより外部から端子への微振動の伝搬を避け高速振動減衰を実現。電気的特性が有利になるのはもちろんのこと、バスパワー駆動における機器の安定により、録音、再生ともに優れたサウンドが得られる。
ケーブル
伝送速度480Mbpsの高速通信に対応する、USB2.0(HI-SPEED モード)認定ケーブル。