コルグのシンセサイザー「M1」をモデルにしたニンテンドーDS用音楽ソフト「KORG M01」、2010年12月に発売

DETUNEKORG M01
株式会社DETUNE(デチューン)が、株式会社コルグとの共同開発によるニンテンドーDS用音楽ツール・ソフト「KORG M01」(コルグ エム ゼロワン)を、2010年12月に発売することを発表した。

「KORG M01」は、ニンテンドーDSで誰でも手軽に作曲を楽しむことができる音楽ソフトだ。キャッチコピーは「手のひらの中のミュージック・ワークステーション」。楽器ファンにとって特に興味深いのは、このソフトがコルグのシンセサイザー「M1」(1988年発売)をモデルとして制作されたことだろう。


音源部にはコルグが所有するPCM波形と長年のノウハウを投入。8パート・マルチティンバー音源には、「M1 Piano」をはじめとするM1の全PCM波形データのみならず、新たに加わった音色も含めて300音色以上が収録されている。


開発は、ゲームハード向け音楽ツール・ソフトの第一人者である佐野信義氏(代表作は「KORG DS-10」など)、ゲーム音楽制作のみならずサウンド・ドライバの開発も手がける光田康典氏率いる有限会社プロキオンスタジオ、数々のゲームタイトルのグラフィックを手がけてきた上田晃氏(有限会社アウディオ)らによって行われた。


もちろんニンテンドーDSに合わせたチューニングが施されており、例えば作曲の要ともいうべきシーケンサー部のために、タッチペンによるスムーズな入力が可能なインターフェイスが新開発されたほか、タッチ・コントロールによる感覚的なノート/コード/ドラム入力モードも用意された。


基本的な使い方は、次の動画で解説されている。










楽器ファンやDTMファンからも大きな注目をもって迎えられそうな「KORG M01」。発売は2010年12月。Amazon.co.jpのみでの限定販売となる。


 


KORG M01の特長



  • オリジナルKORG M1の全PCM波形データを含む300音色以上を搭載した8パート・マルチティンバー音源

  • 8トラック/16ステップ・シーケンサー(1シーケンス最大64ステップ、最大同時発音数12音)

  • マスター・リバーブ/ディレイ・エフェクト搭載

  • トラック・オーバービュー、サウンド・ブラウザ、シーケンス・エディット、ミキサー、キーボードから成るシンプルかつ機能的な画面構成

  • タッチ・コントロール画面による感覚的なノート/コード/ドラム入力モード

  • ワイヤレス通信による楽曲データの交換


 



DETUNE
KORG M01
5,980円