R24が持つ4つの機能の詳細は次のとおり。
Recorder:8トラック同時録音、24トラック同時再生
バンド演奏の一発録りや、ドラムのマルチマイク録音といった本格的なレコーディングが行える8トラック同時録音に対応。16/24ビットリニア、44.1/48kHzサンプリングのWAVフォーマットで、24トラック分のマルチパート・レコーディングが行える。UNDO/REDO機能を備え、直前に行ったレコーディングを取り消して、元の状態に戻すことが可能。完成した楽曲は、R24内部にミックスダウンしてプロジェクトごとに保存できる。
Controller:主要なDAWソフトに対応するコントロール・サーフェス機能
DAWソフトの再生/録音/停止やミキシング操作が、R24から行えるコントロール・サーフェス機能を搭載。マウスでは難しい複数のフェーダーを同時に動かす操作も、快適に行える。DAWソフトの各種機能を割り当てられる5つのファンクションキーも利用可能。Mackie Controlエミュレーションモードで、Cubase、Logic、Sonar等の主要なDAWソフトに対応する。
Interface:8イン/2アウトのオーディオ・インターフェース
コンピュータに直接音声を入力できるオーディオ・インターフェース機能を搭載。最高24ビット/96kHzの高音質で、8チャンネル入力/2チャンネル出力が同時に行えまる。また、サンプリングレートを44. 1kHzに設定すれば、R24内蔵DSPエフェクトも使用可能。録音時のモニター用に、DAWの再生音とダイレクト音のミックスバランスを調節できる専用ボリュームも装備。
Sampler:8パッド×3バンク、24ボイスのパッド・サンプラー機能
各トラックのオーディオデータを、ループとして利用できるサンプラー機能を搭載。パッドを叩いてリアルタイムに演奏したり、ループ素材を組み合わせて1曲分の演奏データを作成できる。ループ範囲の設定は、オーディオ波形の表示機能で視覚的に確認しながら行える。ピッチを変えずにテンポを変えるタイムストレッチ編集や、ループの不要部分を削除するトリム編集にも対応。ループ用トラックを再生しながら、別トラックに楽器演奏を録音することもでき、サンプラーとレコーダーをシームレスに利用できる。
さらに以下の点も特徴だ。
- オリジナルビートを打ち込める、本格的リズムマシン
- 16トラック同時録音を可能にするシンクロ・レコーディング
- 高感度ステレオマイク内蔵
- ギターアンプ・モデリングを含む150種類のDSPエフェクト
- チューナー&メトロノーム機能
- 編集作業をサポートするロケート機能
- ギター/マイク/ラインなど多彩な入力ソースに対応
- 最大32GBの大容量SDHCカードに対応
- USB2.0 Hi-Speed対応の高速ファイル転送
- USBメモリを接続できるUSBホスト端子
- ACアダプタ、電池、USBバスパワー駆動に対応
- 1.5GBの大容量ドラムループを収録
メーカー希望小売価格は56,700円。2010年8月発売予定。