AKGのマイクロホン「C 414」の新モデルが2機種登場

AKGC 414 XLS/C 414 XLII
ヒビノ株式会社が、オーストリアのAKG社製コンデンサーマイクロホンの新製品「C 414 XLS」と「C 414 XLII」を、2010年5月10日に発売する。

AKG(エーケージー)のC 414シリーズは、1971年に初代C 414の発売以降、数々のレコーディングやライブに携わり、プロフェッショナルの現場で使用されてきたマイクロホンだ。

今回発売となるC 414 XLSとC 414 XLIIは、現モデルの優れた音響性能と高い耐久性はそのままに、切り替え可能な指向性が5段階から9段階に増えて細かい設定が可能になったほか、誤操作防止のロック機能も加わり、ライブでの使用もより積極的にできるようになっている。

C 414 XLSは往年のC 414 B-ULSをはじめ歴代のC 414モデルのサウンドを継承し、C 414 XLIIはC 414 B-TL IIの後継としてAKGのフラッグシップモデルC 12のサウンドを再現。両機種ともに滑らかな周波数特性を獲得しており、全帯域にわたって透明感のある自然な音質を実現している。

搭載されたダイヤフラムは、金蒸着が施された1インチラージタイプ。優れたトランジェント特性により、繊細な響きを確実にとらえる。等価雑音レベルは極めて低い6dB SPL(SN比換算88dB)、最大音圧レベルは140dBを誇り、広大なダイナミックレンジを実現する設計になっている。

さらにギター・アンプやキック・ドラムなど音圧の高い音源にも余裕を持って対応するパッドや、近接効果を低減するローカット・フィルターも搭載しており、質の高い収音が可能。


ポップ・スクリーンやサスペンション付ホルダー、持ち運びや保管に便利なキャリングハードケースも付属。



加えて、工場でマッチングを行ったステレオペアも用意されている。

価格は次のとおり(STはステレオペア)。

●C 414 XLS:165,900円
●C 414 XLII:176,400円
●C 414 XLS/ST:393,750円
●C 414 XLII/ST:420,000円

発売は2010年5月10日(月)より。


AKG
C 414 XLS/C 414 XLII
C 414 XLS:165,900円/C 414 XLII:176,400円
●形式:コンデンサー型●指向特性:9段階(無指向性/ ワイドカーディオイド/ カーディオイド/ ハイパーカーディオイド/ 双指向性と各々の間)●周波数特性:20Hz ~ 20kHz●開回路感度:-34dB(± 0.5dB) re 1V/Pa●最大音圧レベル:140dB SPL( パッドOFF、THD 0.5%)●等価雑音レベル:6dB SPL(A ウェイト)●パッド:0/-6/-12/-18dB 切り替えスイッチ●ローカットフィルター:Flat/40Hz(12dB/oct)/0Hz(12dB/oct)/160Hz(6dB/oct)●インピーダンス:200 Ω以下●電源:ファンタム DC48V/ 約4.5mA●コネクター:XLR 3 ピン●寸法・質量:幅50 ×高160 ×奥行38mm、300g●付属品:サスペンション付ホルダー(H 85)、ポップ・スクリーン(PF 80)、ウインドスクリーン(W414 X)、特性データシート、布製ポーチ、キャリングハードケース