これらの製品の紹介アーティストは、作曲家&キーボーディストであり、シンセサイザーやサンプリング・マシンの音色制作や内蔵デモ曲の制作など、プログラミングやマニピュレートも多数手掛けているベテランの篠田元一。
V-Piano:自然な音色変化を実現した"スーパーナチュラル音源"
まずはRD-700GXのアップグレード・キットである「RD-700GX SuperNATURAL Piano Kit」(型番:K-RD700GX1)を紹介。 V-Pianoの先進技術に、88鍵ステレオマルチサンプリングの技術を融合させて作られたこの"スーパーナチュラル音源"は、強弱や減衰音に対してサンプル波形を切り替える従来の方式ではなく、演奏者のタッチに最適な音色を瞬時に合成して発音するもの。切り替え段差のないスムーズで自然な音色変化が大きな特徴だ。 またこのキットは、専用のエクスパンションボードとアップデータの入ったUSBメモリなので、アップグレード作業が簡単なことも特筆点だ。
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▲"スーパーナチュラル音源"の魅力を伝える篠田元一のデモ演奏
VP-7:コンパクトなデザインの多機能ボーカル・プロセッサー
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次に紹介されたのは、クワイヤやスキャットといったヒューマンボイス音色やボコーダー機能はもちろん、入力したボーカルとキーボードの演奏から最適なハーモニーを自動的に付けることもできるボーカル・プロセッサーVP-7。コンパクトなデザインのうえ、MIDIケーブルでキーボードに接続するだけで演奏が可能という利便性もある。
搭載されている音色の紹介と、ボーカルにコーラスを重ねるような使い方のデモンストレーションを、篠田元一とボーカリストの吉野聡留のデュオで披露した。
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▲音色の紹介後、吉野のボーカルにキーボード操作でハーモニーを付ける篠田。
V-Piano:4種類のピアノ・モデルを追加して進化したデジタルピアノ
デジタルピアノでありながら、アコースティックピアノと同様の感覚でチューニングや整音調整が行なえるV-Piano。往年の銘機のサウンドを再現する「Vintage」と、今までにないピアノを想像するというデジタルならではの発想で作られた「Vanguard」の2つのカテゴリーを持っているが、今回さらにそれぞれ2種類ずつ合計4種類のピアノ・モデルが追加された。
≫≫キーボード・チャンネルでのNAMM Showでのレポートはこちら
自身の仕事でもV-Pianoを使用しているという篠田元一は、「好みのサウンドが作れるのが最大の特徴。アコースティックピアノではできないことも実現できる楽しさもあり、そこが飽きない点だと思う」と感想を述べ、搭載されたピアノ・モデルの特性を引き出す選曲と演奏で魅力をさらにアピールした。
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なおV-Piano Evolutionは、これからV-Pianoを購入する人はもちろん、すでにV-Pianoを持っている人も、WEBサイトから無償でアップデートを行なうことができる。
[篠田元一オフィシャルサイト] [吉野聡留オフィシャルブログ] [ローランド RD-700GX SuperNATURAL Piano Kit 「K-RD700GX1」紹介ページ] [ローランド「VP-7」紹介ページ] [ローランド「V-Piano Evolution」紹介ページ] [ローランド]