モデリング技術とサンプリング技術を融合させた「SCM」 テクノロジー
音色・音質だけでなく、コンサートにおいて求められる音量や可搬性など、アコースティックピアノでは実現できない要求も満たしてくれるステージピアノ。CP1は、同社が長年研究してきたアコースティック・ピアノ、エレクトリックピアノ開発の経験に、最新のテクノロジーをプラスし、ステージピアノとしての最高峰を目指したモデルだ。
まず大きな特徴となっているのは、モデリング技術とサンプリング技術を融合させた新音源システム「SCM(スペクトラル・コンポーネント・モデリング)」 テクノロジーの採用。これにより、従来のサンプリング方式では得られなかった音質・音色の変化のなめらかさまで表現が可能に。
また、アコースティック・ピアノだけでなく、往年のエレクトリックピアノの名器が持つ個性も再現でき、ハンマーの堅さや打弦ポイントといった発音機構も解析してパラメーターで調整が可能となっているのも特徴だ。
さらに、音作りの核となるところは、「ピアノタイプ+プリアンプ」「エフェクト」「アンプ」にブロック化されたコンポーネントを組み合わせることによって設定。合計17種類のピアノタイプを搭載し、ステージやレコーディングで十分にアーティストの要求に応えるクオリティといえるだろう。
安定した演奏性を提供する「NW-STAGE鍵盤」
もうひとつの特徴は新開発の木製鍵盤「NW-STAGE鍵盤」を備えていること。打鍵時の振動や歪みを抑え、吸湿性も高く滑りにくい安定した演奏性を提供している。
外観は非常にシンプルなデザインとなっており、ゲストの井上鑑も「初めてこの製品を見たとき、思った以上にスッキリしていた」との感想。
視認性の高い VFD(蛍光表示管)タイプのディスプレイと、操作感を追求したノブやスイッチが整然と配置され、演奏に集中できるように配慮されているのも特徴のひとつだ。
発売は昨年2009年の12月25日。現在は楽器店等でデモンストレーション演奏なども展開されているので、ぜひ店頭でCP1の魅力に触れてみてほしい。
井上鑑インタビュー&デモンストレーション
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