TASCAMが録音関連の新製品3モデルを発表

コンピューター・レコーディング、プロ仕様の外録、パーソナル録音に対応した3機種が登場

10月9日からニューヨークで開催された127th AES Conventionにて、各社から新製品の発表が相次いでいるが、TASCAMからも3製品がアナウンスされた。



■US-2000 USBオーディオI/O


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このところUS-144MKII/US-122MKIIUS-100など、オーディオI/Oの新ラインを発表してきたが、その真打ちとも言えるアナログ14ch+デジタル2ch入力の1U型オーディオI/O。コンピューターとの接続はUSB2.0で、アナログ入力はXLRマイク×6ch、XLRフォーン・コンボ×2ch、フォーン×6chと充実。14chもあれば、バンドでの一発録りなどレコーディングの幅が大きく広がるだろう。出力は4ch設計で、24ビット/96kHz録音に対応。



■HS-P82 マルチトラック・フィールド・レコーダー


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HD-P2をはじめ、プロフェッショナルのMA現場などに向けたモバイル・レコーダーをリリースしてきた同社。本機は8trのレコーディングが可能な上位モデルで、24ビット/96kHzで8tr、24ビット/192kHzで4trの同時録音が行える。もちろん8ch分のマイクプリを備えており、ファンタム電源の供給も可能。ACアダプターのほか単三乾電池×10本や外部バッテリーで駆動する。記録メディアはコンパクト・フラッシュだ。



■DP-008 ポータブル8tr MTR


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小型4tr MTRのDP-004の上位機種となる本機。型番が表すように8tr仕様で、ギター・ケースに入るほどのコンパクト・サイズながら、パネルには各chに2バンドEQとボリューム・ノブ、大型ジョグダイアル、バックライト式ディスプレイを機能的に配置。入力チャンネルは2chで、XLR/フォーンのほか、ステレオ・エレクトレット・コンデンサー・マイクも内蔵。オーディオ編集機能はもちろん、チューナー機能なども付いており、一台で録りからミックスまで可能だ。記録メディアはSDカードで、単三乾電池×4本またはACアダプターで駆動する。コンパクト機材好きにはたまらないMTRだ。



[関連リンク]
AES NewYork 2009新製品情報(TASCAM)
TASCAM