ハンディ・レコーダー「SONY PCM」シリーズ待望のエントリー・モデル

SONYPCM-M10
ステレオ・マイク/4GBのフラッシュ・メモリー内蔵、約187gの軽量設計

SONY PCM-M10 オープン・プライス(市場予想価格:30,000円前後)


まさに群雄割拠とも言えるハンディ・レコーダー市場。その中でも、PCM-D1PCM-D50で健闘を続けるSONYが、遂に実売3万円という価格でエントリー・モデルを送り込んできた。

本体は、ちょうどPCM-D50から上部のマイク部を取り除いたくらいのサイズで、重量は約187gと劇的に軽量化。この重量は駆動に使う単三電池×2本を含むものなので、モバイル時も楽勝だろう。

無指向性のエレクトレット・コンデンサー・マイクをペアで装備し、最大24ビット/96kHzのステレオ・レコーディングが可能。記録メディアは4GBフラッシュ・メモリーを内蔵し、最大24ビット/96kHzで110分に及ぶ録音ができるほか、別売のメモリー(メモリースティックマイクロ "M2"/microSD/microSDHC)を挿して録音時間の拡張にも対応している。もちろん、録音データはWindows/MacへUSB経由で転送することができるので、内蔵メモリーの残量が少なくなっても安心だ。

内蔵マイクに加え、入力端子としてステレオ・ミニのマイク・イン、ライン兼S/P DIFデジタル・インも備えているので、さまざまな用途でレコーディングが可能。出力もライン兼S/P DIFデジタル・アウトのほか、ヘッドフォンおよびスピーカーも搭載。付属の有線リモコンにて録音開始/停止も行えるので、グリップ・ノイズを嫌うシビアなレコーディングにも対応してくれるだろう。

波形編集ソフトのSONY CREATIVE SOFTWARE Sound Forge Audio Studio LE(Windows XP/Vista)も付属する。なお、ボディ・カラーは黒と赤の2種類で、今ならWebショップのソニースタイル限定でホワイトもラインナップされている。


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▲初心者にも分かりやすい大型ディスプレイ


 


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▲本体ボトムに付いている内蔵スピーカー


 


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▲ソニースタイル限定のホワイト・バージョン



[関連リンク]
PCM-M10製品情報
SONY


SONY
PCM-M10
オープン・プライス(市場予想価格:30,000円前後)
■周波数特性(録音再生時LINE INより入力)/[リニアPCM]96kHz:20Hz〜40kHz(0/-2dB)、[MP3]320kbps:50Hz〜15kHz(0〜-3dB) ■SN比/87dB以上(1kHz IHF-A)24ビット時 ■最大入力音圧(内蔵マイク)/123dB SPL ■録音方式(ステレオ録音)/[リニアPCM(WAV)]96/48/44.1kHz&24/16ビット、22.05kHz&16ビット、[MP3]44.1kHz&320/128/64kbps ■再生方式/[リニアPCM(WAV)]96/48/44.1kHz&24/16ビット、22.05kHz&16ビット、[MP3]32〜320kbps、VBR対応、[WMA]32〜192kbps、VBR対応、[AAC]16〜320kbps、VBR対応 ■外形寸法/62(W)×218(D)×114(H)mm ■重量/約187g(電池含む)