ハーモニー生成プラグインが新エンジンを搭載してバージョン・アップ

ANTARESHarmony Engine Evo
最大4声のハモ付けが可能。Avox Choirのビルトインによって合唱ハーモニーも作れる

ANTARES Harmony Engine Evo オープン・プライス(市場予想価格29,800円前後)
Harmony Engine Evo iLok付き オープン・プライス(市場予想価格33,800円前後)


Auto-TuneシリーズでおなじみANTARESから、ボーカル用ハーモニー生成プラグイン、Harmony Engineの新バージョン=Harmony Engine Evoが登場した。

入力したオーディオ・データ(ボーカル)に対して最大4声のハーモニーをリアルタイムに加えられる本プラグイン。コード/スケールを設定しての自動ハモ付けだけでなく、外部MIDIノートによるリアルタイム・コントロールにも対応する。しかも、このHarmony Engine Evoから同社の最新テクノロジー"Evo Voice Processing Technology"を新たに採用することで、ピッチ検出~ハーモニー付けの精度と安定性が大幅に向上しているという。

ユーザー・インターフェースはほぼ前バージョンと同じだが、画面の下に"CHOIR"というエリアが加わっているのにご注目。ここには今まで別売されていたAvox Choirプラグインの機能がビルトインされており、文字通り大人数による合唱タイプのハーモニー効果が得られるようになったわけだ。ボーカル・アレンジを練りたいユーザーからトラック制作時のハモ付けまで、さまざまな場面で活躍してくれるだろう。


対応プラグイン規格はMacがRTAS、VST、Audio Units、WindowsがRTAS、VST。またオーソライズに必要なiLok USBキーを同梱した"Harmony Engine Evo iLok付き"パッケージも用意されている。



なお、このHarmony Engine Evoを筆頭に、ディエッサー、チューブ・サチュレーター、息遣い調整ツール、そしてトーク・ボックスまで10種類のボーカル用プラグイン・エフェクトをコンパイルしたANTARES Avox Evoも同時発表された。


Avox_Evo.jpg

▲プラグイン・パッケージであるAvoxシリーズも同タイミングでAvox Evoへと進化を遂げた(オープン・プライス/市場予想価格49,800円前後)



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ANTARES
Harmony Engine Evo
オープン・プライス(市場予想価格29,800円前後)
■Mac/G4 1.5GHz以上(G5 1.8GHz推奨)またはINTEL製CPU、Mac OS 10.4.11以上、RTAS(Pro Tools LE 7.x以上)/VST/Audio Units対応のホスト・アプリケーション ■Windows/2GHzシングル・コア以上(デュアル・コア推奨)のCPU、Windows XP/Vista、RTAS(Pro Tools LE 7.x以上)/VST対応のホスト・アプリケーション