MACKIE. Onyx・820i/92,400円、Onyx・1220i/131,250円、Onyx・1620i/189,000円、Onyx・1640i/288,750円
先日もお伝えした"Pro Toolsが動く!? MACKIE.のミキサー"こと、Onyx・iシリーズのリリースが正式アナウンスされた。
同社の主力アナログ・ミキサー、Onyxシリーズのストロング・ポイントをしっかり継承しながら、多くのDAWで汎用的に使えるFireWireオーディオI/O機能を搭載したコンパクト・タイプのミキサー。従来のOnyxシリーズでもFireWireオーディオI/O機能をオプションで加えることはできたが、Onyx・iシリーズは標準搭載というのがトピックだ。
Onyx・iシリーズのラインナップは、Onyx・820i、Onyx・1220i、Onyx・1620i、Onyx・1640iの4種類。お察しの通り、入力チャンネル数/マイクプリ数/AUXセンド数でモデル分けされている。
<Onyx・820i>8ch入力/4マイクプリ/2AUX
<Onyx・1220i>12ch入力/4マイクプリ/2AUX
<Onyx・1620i>16ch入力/8マイクプリ/4AUX
<Onyx・1640i>16ch入力/16マイクプリ/6AUX
Onyx・iシリーズ共通の特長として、まず挙げられるのは質実剛健なアナログ・ミキサー部。低ノイズ&ハイヘッドルームを目指したOynxマイク・プリアンプを装備し、+48Vファンタム電源はもちろん、モデルによってチャンネル数は異なるが、ギターが直接入力できるHi-Zにも対応している。
また、各チャンネルには滑らかなQ幅を保ちつつ±15dBの可変が可能なPerkins EQを装備。最小モデルのOnyx・820iでも3バンド分のEQをしっかり確保しており、この辺はアナログ・ミキサー分野をリードしてきた同社のこだわりがうかがえる。さらに本体にはトークバック・マイクも内蔵し、ヘッドフォンもしくはAUXセンドにアサインできるようになっている。
そして注目のオーディオI/O機能だが、対応DAWソフトとしてメーカーがアナウンスしているのがABLETON Live、APPLE Logic、CAKEWALK Sonar、STEINBERG Cubase、そしてDIGIDESIGN Pro Tools M-Powered 8。特にPro Tools M-Poweredは、M-AUDIOのオーディオI/O機能付き製品との組み合わせで動くソフトだっただけに、このOnyx・iシリーズが対応したというのは驚きだ。
各モデルとも入力チャンネル分の信号をDAWソフトへ送れるようになっており、切り替えでマスター・アウトやAUXセンドをアサインすることも可能 (Onyx・1220iのみ各チャンネルの12chとは別にマスター+2AUXの4chをDAW送信用に確保)。DAWソフトからのリターンに関しては、 ステレオ・ソースをコントロール・ルーム・セクションまたはステレオ・チャンネルに入力可能だ。最上位モデルのOnyx・1640iのみDAWソフトのリターン16ch分を各チャンネルにアサインできるので、アナログ・ミックスにこだわりたいユーザーにはうれしい仕様だ。
■サンプリング・ビット&レート/24ビット、44.1/48/88.2/96kHz ■バッファー・サイズ/32(44,1/48kHz時のみ)/46/128/256/512/1,024/2,048サンプル ■外形寸法/ Onyx・820i:229(W)× 96(H)× 361(D)mm Onyx・1220i:320(W)× 96(H)× 420(D)mm Onyx・1620i:422(W)× 110.2(H)×485(D)mm Onyx・1640i:444.6(W)× 192.7(H)× 666.7(D)mm ■重量/Onyx・820i:380(W)× 204.7(H)× 107(D)mm4.4kg Onyx・1220i:6kg Onyx・1620i:9.1kg Onyx・1640i:15.9kg