DENON DN-S700 オープン・プライス(市場予想価格39,800円前後)
DENONは同社のCDターンテーブル"DN-S"シリーズに、最小モデルとなるDN-S700が加わることを発表した。レコード・ジャケットよりも遙かに小さい215(W)×232(D)mmのボディにDJの基本機能を凝縮し、主にホームユースやカフェの設備などをターゲットにした新鋭機だ。発売は9月下旬を予定している。
好きなポイントからポン出し再生ができる"ホットスタート機能"、任意に設定したA-B間を途切れなくリピート再生する"シームレスループ機能"、再生スピードを変えても楽曲のオリジナルの音程を保ってくれる"キーアジャスト機能"、そして再生曲のBPMオート探知など、CDターンテーブルの基本機能をしっかりと押さえている。その上で、エコー(ディレイ)/フランジャー/フィルターといった3種類のエフェクターを内蔵しており、1系統を切り替えて使用可能。特にフィルターはBPMに合わせて周期的な変化を自動的に加えられるので、DJプレイにメリハリを付けたい場面で重宝するだろう。

▲リア・パネルの端子類はシンプル。アナログ出力(RCAピン)×1系統とデジタル出力×1系統が用意され、DJミキサーとの接続も容易。同社DJミキサーのフェーダー・スタートに連動するFADER端子も備える
再生メディアは、オーディオCDおよびMP3ファイルを記録したデータCD(CD-R/CD-RW対応)。出力端子は、通常のアナログ出力(RCAピン)×1系統とデジタル出力も用意する。
コンピューターとの連携やSDカードの対応など上位機種のような機能は有していないが、徹底的にシンプルで無駄を省いた作りはDJエントリー層にも最適。コンパクトな筐体と相まって、自宅のちょっとしたスペースにもすんなり溶け込んでくれそうなCDターンテーブルだ。

▲同社の小型DJミキサーDN-X120(別売)の両サイドにDN-S700を2台セットしたところ。この3台が並んだ状態でも横幅はたったの約65cmだ
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