サンプルはWAVやREX2などのフォーマットのほか、APPLE LogicのEXS24やSTEINBERG Halion、NATIVE INSTRUMENTS Kontakt 3といったソフト・サンプラーの専用パッチとしても用意されています。
特にドラム・ループはレディオ・スレイヴならではのタフでファットなサウンドとなっており、収録数も多いため、ディスコからディープ・ミニマル、テック・ハウス、そしてテクノまで、ダンス・フロア向けのトラックを制作する人に特化した内容です。そのまま使うだけでもダンス・ミュージックで最も大切なグルーブの部分が安定するでしょう。さらに、もともとカイリー・ミノーグなどビッグ・アーティストのマッシュアップを得意としていたレディオ・スレイヴによるライブラリーということで、クラブ・ミュージック以外の分野でお気に入りの曲があれば、収録素材を使ってダンス・バージョンにリミックスすることも容易だと思います。僕自身も今作っているリミックス・トラックで実際に使ってみたところ、4つ打ちのドラム・ループ"drm125_stocky"とEQでバランスを整えたパーカッション・ループ"prc125_africanism2"で基本となるビートを作ったらしっかりとした太いグルーブが出て、良い感じになりました。
"どうしてもクラブ映えするトラックが作れない......"と悩んでいる人には、このライブラリーからお気に入りのループを見つけ、それらを組み合わせてトラック・メイクしてみることをオススメします。きっとワンランク上のスケールへと導いてくれるはずです。