マスタリングに不可欠なエフェクトを網羅した統合型ソフトウェア

IZOTOPEOzone 5
IZOTOPEのマスタリング用プラグイン・ソフトウェアであるOzoneの最新バージョン、Ozone 5がリリースされました。Mac/Windowsで使用できるこのソフトは、プリEQ、リバーブ、ハーモニック・エキサイター、ダイナミクス、ステレオ・イメージング、ポストEQ、マキシマイザー&ディザといった7つのプロセッサーを一つのプラグインに統合したマルチエフェクト・プラグインです。それでは実際にOzone 5を試しながら、基本的な機能を紹介していきます

フルスクリーンで表示されるGUI
微調整に適したプリ/ポストEQ


早速Ozone 5をインストールした後に、STEINBERG Nuendoの2ミックスのトラックにインサートして立ち上げると、250以上あるプリセットが出てきます。Ozone 5のGUIはモニターの大きさいっぱいに表示されるので、各パラメーターやメーターが非常に視認しやすいのもうれしいですね。ウィンドウの下部には先述した7つのプラグインが順に並び(プロセッシング時は基本的に先述の順番で直列に処理/カスタマイズも可能)、それぞれのON/OFFスイッチ(画面①)やインターフェースの表示ボタン、Amount(エフェクト量の調整)フェーダーが並び、その上にセレクトしたエフェクトのパラメーター、周波数とダイナミクスの表示グラフがあり、画面全体の右側にIN/OUTのPeak/RMSメーター、マスターのAmountフェーダーが配置されます。ブラックとグリーンを中心にしたGUIは落ち着いた雰囲気で高級感があります。


Effectplug-thumb-600xauto-62609画面① 7つのエフェクト・セッションのON/OFFをつかさどるセクション画面が常にウィンドウ下部に表示される。左上から順にプリEQ/リバーブ/ハーモニック・エキサイター/ダイナミクス/ステレオ・イメージング/ポストEQ/マキシマイザーとなる。基本的にはこの順序で直列に処理されるが、カスタマイズも可能だ

それでは各プラグインについて説明していきましょう。まずはEQです(画面②)。これは8バンドのベル・フィルターに加えて、ハイパス、ローパス、ハイシェルビング、ローシェルビング、フラット(バターワース)フィルターで構成されています。ベル・フィルターは8バンドすべてでフィルター種類を選択でき、20Hz〜20kHzの範囲で調整が可能です。EQフィルターの設定はアナログ的なサチュレーションを演出するアナログ・モードか、最大16,000バンドで構成されるリニア・フェイズのデジタル・モードより選択でき、加えてリファレンス音源から音源スペクトルのスナップ・ショットを取り込んだEQカーブの生成が可能なマッチング・モードも用意されます。またプロセスもステレオ、L/R、M/S(ミッドとサイド)で個別に行えます。またOzone 5よりダイナミクス系のエフェクトを挟んでプリ/ポストに2つの同じEQを搭載するようになったのも特徴です。実際にEQを使ってみると、アナログ・モードではブースト/カットのいずれもアタックにサチュレーションがかかり、つぶれるニュアンスを感じ取れました。1dBでも5dBのブーストでも、サチュレーションとアタックのつぶれ具合に変化はなく、ブーストする周波数の音量が上がっていくようなかかり方でした。それに対してデジタル・モードはリニア・フェイズなので、原音のニュアンスを崩さずに特定周波数のブースト/カットができます。とは言え、いずれのモードにせよ、このEQは微調整に向いたキャラクターなので、ダイナミクス系の前段で使えば、リダクションで引っかかる周波数のカットなどができます。例えばキックやベースなどのアタックを残したい場合、先に低域をカットしてから中高域をリダクションさせて、ポストEQで低域のブースト量を調整するという使い方も考えられます。音色や位相のズレなどをあまり気にしないのであれば、アナログ・モードでも全然OKですが、ミックス・バランスを重視するような状況であれば、デジタル・モードの方が適していると思います。


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▲画面② EQ(プリ/ポスト共通)のインターフェース。画面はDigital(リニア・フェイズ)モードで、アナログ・モード時とは異なり、ハイパス・フィルターのカーブは固定になる。またリニア・フェイズなのでプリEQ部、ポストEQ部で真逆の設定をすると可逆的に使える
 

音楽的な心地良さを感じるシェルビング
特定の周波数を大胆に切れるBrickwall


続いてEQセクションに搭載されるハイシェルビングとローシェルビングですが、こちらはベル・カーブとは異なり、設定した周波数からローエンドもしくはハイエンドに向かって丘のように広がる形状のフィルターです。そのため2ミックス全体の音色カラーの調整などに適しています。アナログ・モード時ではアナログ/ビンテージのフィルターを選べますが、それぞれの音色はアナログが明るく、ビンテージは落ち着きのある特性でした。個人的にはアナログ・モードでアナログ・フィルターを使ったときの音が好みでした。筆者はシェルビングと言うと、イギリスのマスタリングのイメージがあるのですが、アナログ・モードでの使用時はまさしくそれをほうふつさせるもので、特に低域から高域を強調したハイシェルビングの際には、音楽的に気持ちの良いブースト感を得ることができました。ベル・カーブEQのアナログ・モード時のようにアタックがつぶれる感覚もなく、スコーンと中域が抜けるので、ボーカルを少し引っこませたいときに、M/Sモードでサイド成分をシェルビングでブーストすると、楽曲全体にはじけた感じが出てくるので、これは面白い効果だと思いました。EQ内のハイパス、ローパスは、デジタル・モードの場合は少し緩やかな固定カーブですが、ニュアンス的にはフラット・フィルターに近い気がしました。アナログ・モード時はFlat、Resonant、Brickwallの3種類からフィルター・カーブを選べます。中でもBrickwallは直角のカーブ(画面③)で、特定の周波数の前後をバッサリ切れるのですが、可聴周波数範囲に近づくにつれ、若干フィルターっぽくなるのが少し残念でした。とは言え、ダイナミクス系のプロセッサー前で超低域をカットする際などには、威力を発揮する機能だと思います。またデジタル・モードでもFFTを使ってこのカーブを再現すれば、大手術が必要なマスタリングなどで何かと重宝するのでは、という印象も受けました。


eq bk hp2-thumb-600xauto-62618▲画面③ アナログ・モード時に使用できるハイパス・フィルター(Brickwall)。指定した周波数以下を直角的にバッサリとカットすることが可能(画面内の赤線)

EQのAmountフェーダーはセンターでパラメーター上の数字と一致した状態で、一番左がパラメーター数字の倍のゲインが上げ下げされる状態、一番右側でゲインが0(バイパス状態)になります。マスター・フェーダーの下にも8種類のプロセッサーすべてに対してのAmountフェーダーがあるので、プラグイン別にもしくはプラグイン全体で、原音からどのくらい音が変化しているのかを確認しやすいですね。リバーブは、ルーム/プレート/ホールの3モード。各パラメーターはPre-Delay、DecayTime、Low Decay、High Decay、Dry MixとWet Mixのフェーダーがあり、Widthの調整用スライダーも付いています。パラメーターの上にあるCutoff Curveにはリアルタイムで音源のダイナミクスと周波数が表示されるのでカット・オフ調整も可能です(画面④)。このカーブは固定で、ローパス/ハイパスを調整します。またパラメーターの設定時はImpulse Response表示を切り替えるとDecayの長さが視覚的に判断できるようになっています(画面⑤)。僕自身、普段はマスタリングでリバーブを使うことはあまりないので比較が難しいのですが、プリEQでボーカルだけを残す設定にして、ポストEQに同様のカーブ&ゲイン、さらに同じ周波数でブーストすると、リニア・フェイズの場合、可逆になります。そこからさらに間に挟んだリバーブをM/Sモードにして、センターだけに設定すると、オケへの影響を極力減らしてボーカルに奥行きを与える効果が得られました。これを応用すればライブ音源の2ミックスのボーカルだけにリバーブを足すこともできるでしょう。


Reverb-thumb-600xauto-62675▲画面④ リバーブ・エフェクトの画面。表示にすると、リアルタイムで音源の周波数とダイナミクスが表示されるため、リバーブのカットオフ・フィルターの設定をどの帯域にするか、視覚的に設定しやすい。ちなみにカットオフのカーブは固定だReverb2ND-thumb-600xauto-62677▲画面⑤ グラフィック・パラメーターの表示設定をImpulse Responseに切り替えたところ。ディケイの長さが視覚的に確認できる

4バンド・マルチ仕様のエキサイター
多彩な4種のサチュレーション・タイプ


ハーモニック・エキサイターは最大4バンドのマルチバンド仕様です。Q幅の設定はできませんが、クロスオーバー・フィルターの設定は、これまでと同じアナログ/デジタル(リニア・フェイズ)/ハイブリッドから選べます。サチュレーション・タイプは4種類(Warm/Retro/Tape/Tube)で、各バンドのパラメーターにあるAMTにてサチュレーション量を設定し、さらにミックス・フェーダーで原音に足していくのが基本的な使い方です(画面⑥)。グラフィック表示はCrossoverView以外にPostFilterも用意されているので、各帯域のサチュレーション具合を容易に判断できます(画面⑦)。4種のサチュレーション・キャラクターですが、Warmは割と控えめの音で、サイン波を入れて確認するとオクターブ上の倍音が少し足される感じでした。RetroとTapeは傾向自体は似ていますが、Tapeの方がよりおとなしい印象です。こちらもサイン波で比較すると、両者の倍音構成は同じですが、倍音成分の音量はTapeの方が少し低いようです。Warmに比べるとRetroとTapeは、聴感上のサチュレーションが増しているのも特徴です。Tubeはいかにも真空管という感じのひずみが気持ち良く、原音から一番遠いイメージです。こちらもサイン波で特性を確認しておくと、ほかの倍音は高域にいくに従って減衰しますが、こちらは割とランダムで倍音構成も多く、それが音に現れているイメージです。またオーバーサンプリング機能をONにすると、音の解像度が上がりますが、CPU負荷も2倍以上になります。またディレイは各バンドに最大で10.00msの設定が可能で、サチュレーション効果と組み合わせると、ディレイで遅らせた帯域にステレオ・イメージが自然に広がるような効果になります。


exciter2-thumb-600xauto-62685▲画面⑥ ハーモニック・エキサイターの画面。最大で4マルチバンド仕様でサチュレーション・タイプはWarm/Retro/Tape/Tubeの4種類を左のモード・セレクトより選択できる。またディレイやオーバー・サンプリング機能も搭載。画面上部のグラフィック・パラメーターはCrossover Viewで各バンドのクロスオーバーが確認できるexciter_postfil-thumb-600xauto-62687▲画面⑦ グラフィック・パラメーターをPost Filter表示に切り替えたところ。各帯域のサチュレーションのかかり具合を一目で確認することができる。エキサイターの波形表示は画面⑤のCrossover ViewとPost Filterの2種類から選択が可能だ

マルチバンドのダイナミクス・モジュール
視認性にも優れたステレオ・イメージ


次にダイナミクスですが、これは最大4バンドのコンプレッサー、リミッター、エクスパンション、ゲート機能を持ったマルチバンド・ダイナミクス・モジュールになっています(画面⑧)。EQの画面とは異なり、横軸にリアルタイムで波形ピークが表示されるグラフィックを搭載し、アナログ・モデリング、リニア・フェイズ、ハイブリッド・クロスオーバー・フィルターと入力信号に合わせて、自動的にクロスオーバー周波数を設定するLearnモードがあります。計4つの周波数バンドがカラー別で表示され、バンドごとの各プロセッサーのパラメーターは、"ShowAll"で全バンドのパラメーター表示と切り替えられます(画面⑨)。またDynamicsのパラメーターをクリックすると、フィルターの切り替えができますが、アナログ・モードはEQ同様にサチュレーションでアタックがつぶれて音が前に出てくる分、デジタルだと原音に忠実でアタックも奇麗です。またハイブリッドはちょうどアナログ/デジタルの中間的キャラクターでアタックも奇麗なため、高級なアナログ・アウトボードのようなサウンドが得られました。またオプションでクロスオーバーのQ幅の設定や、リダクション・メーターとヒストグラムの切り替えができるのもうれしいですね。


dyna1-thumb-600xauto-62692▲画面⑧ ダイナミクスの表示画面。中央左からスレッショルド、リミッター、コンプレッサー、ゲート、ニーの各パラメーターが表示される。画面上部のグラフィックはGain Reduction Traceで、波形のどの部分がどれくらいリダクションされているのかを視覚的に判断しやすくなっているshowall-thumb-600xauto-62697▲画面⑨ ダイナミクスの4バンドを"Show All"で表示。各バンドはカラーごとに分けられ、コンプやリミッターなどの各パラメーターがすべて表示される

ステレオ・イメージングは最大4バンドのステレオ・イメージ調整が可能です(画面⑩)。マルチバンド・ダイナミクス同様にアナログ/デジタル/ハイブリッドのフィルターの切り替えとクロスオーバーのQ幅、リニア・フェイズ使用時のクロスオーバー・バッファー・サイズの設定などができます。各フィルターの印象はEQやマルチバンド・ダイナミクスと似ていました。パラメーターの構造は簡単で、4バンド分のWidthを設定するフェーダーを−100%にするとモノ、0%にすると元の位相、100%にすると逆相になります。またCrossoverViewで各バンドの帯域を決めて、3種類のVectorscopeで視覚的に位相チェックができるのも便利ですね(画面⑪)。このCrossoverViewは周波数帯域のダイナミクスがリアルタイムで表示され、各バンドの周波数分割に便利でした。またそれ以外にもStereoSpectrum、CorrelationTraceと表示を切り替えることができ、StereoSpectrumでは各バンド、または全バンドのステレオ・イメージがリアルタイムで視認できるようになっています。CorrelationTraceでは逆相成分がリアルタイムに赤色で表示されますが、特にStereoSpectrumは視覚的にも周波数のステレオ・イメージが分かやすく感じました。


stereo-thumb-600xauto-62703▲画面⑩ ステレオ・イメージングの画面。こちらも4バンド仕様でステレオ・イメージの設定が可能。各バンドの帯域を決定したら右側のVectorscopeで位相を目で確認できる。これはLiss表示で音圧レベルとステレオ・イメージの判断が可能だstereo 3-thumb-600xauto-62705stereo2-thumb-600xauto-62707▲画面⑪ Vetorscopeは画面⑩と合わせて合計3種類。上はPolar SでLissと同じく、音圧レベルとステレオ・イメージをリアルタイムで表示するが、こちらはイメージ内の45°の外側が逆相成分になる。下はPolar LでPolar Sよりもダイナミクスをより3D的に視認できる

またVectorscopeの下にはChannel、Phase、Offsetという3つの機能も用意されています。ChannelはL/Rの各位相の反転とL/Rの入れ替え、すべての信号をモノにする機能で、Phaseでは2ミックスの位相を90°反転させられ、Offsetは各バンドごとに音の到達時間を変化させ、ステレオ効果を生み出します。すべてのバンドはリンクもできますが、Widthでの調整よりもこちらの機能の方が、立体的にステレオ・イメージを広げる感覚で使えます。M/S式EQの処理やM/Sダイナミクスのプラグインで苦労して作っていたイメージが、このプロセッサーだと感覚的にできてしまうのには驚きました。これは実際のマスタリングでも使ってみたいと思います。

最適なリリースを自動検出する
独自のIRC機能を搭載したマキシマイザー


最後にマキシマイザーについて見ていきましょう(画面⑫)。特徴的な部分はスレッショルドとリリースが付いていることと、独自のIRC(IntelligentReleaseControl)により、音源から自動的に最適なリリースを検出する機能がある点です。そのためマキシマイザーというよりはリミッターに近い印象を受けました。加えてディザ機能も内蔵されており、24/20/16/12/8ビットという5種のビット・レートへの変換に加えて、3つのディザ・アルゴリズム、さらに6種類のノイズ・シェイピング機能が付属します。


maxi-thumb-600xauto-62709▲画面⑫ マキシマイザーはディザ機能も搭載し、ポストEQの前で音圧の最終調整を行う。画面上部のグラフィックはGain Reduction Traceモードで、波形に対してどの程度リミッターがかかり、リダクションされているかを表示する

マキシマイザー自体はマルチバンド構造ではないので、フィルターのセレクトはありませんが、IRCの種類が新しい順にIRCⅢ、IRCⅡ、IRCの3つがあり、ほかにもハード・モードとソフト・モードがあります。これらを実際に聴き比べると、それぞれにキャラクターの違いがあります。アタックが残る順番にIRCⅢ〜IRCⅡ〜IRC〜ソフト〜ハードという印象でした。IRCⅢは音に迫力があり、ほかのモードに比べてポンピングもしやすいですが、音も力強く前に出るイメージがあり、リダクション時のポンピングが目立ちやすいので、使用する音源を選ぶかもしれません。ドラムが強い曲などは特にポンピングに注意が必要です。


またIRCモードにはリリース・キャラクターの設定があり、その音色変化はマキシマイザー的な印象でした。とは言え、ハード/ソフト・モードはリリース・タイムの設定なので、この部分にもリミッターっぽさを感じさせます。またステレオ・リンク機能を搭載し、ステレオ・リンクしたリミッティングと、ステレオ信号を左右独立させてリミッティングした状態を混ぜることも可能です。ステレオ・リンクを100%にすると、リンクした音に対_してのリミッティングは、0%の方がより原音のアタックが残るように聴こえる半面、左右でピークの強弱がある音源に対しては、左右の音量差も感じたので、ここは注意しながら使用する必要がありそうです。またDCオフセットを除去するフィルターなどもありますが、音質が変わるので、好みで使い分けると良いでしょう。こちらはハイファイな印象でした。


グラフィック表示に関してはGainReductionTraceモードはリアルタイムで波形が表示されるため、音源に対してのリダクション具合が分かりやすく確認できるほか、DitherShapePlotはノイズ・シェイピング・カーブが表示され、音質変化の判断がしやすかったです(画面⑬)。


dither-thumb-600xauto-62711▲画面⑬ Dither Shape Plotのグラフィック画面。ディザによるノイズ・シェイピングの各カーブが表示されるため、通常だと判断しにくいノイズ・シェイピングによる音質変化をチェックしやすくなる

駆け足でOzone5の機能を紹介してきましたが、僕自身これまではマスタリング用の統合型ソフトウェアを使ったことがなかったので、新しい発見が多くありました。自宅環境などでマスタリングを始めたい方にとっても、Ozone5は十分過ぎるクオリティを持つプラグイン・ソフトウェアだと思います。


サウンド&レコーディング・マガジン 2012年3月号より)

IZOTOPE
Ozone 5
オープン・プライス(市場予想価格/29,400円前後)
▪Mac /Mac OS Ⅹ 10.5.8 以降(INTEL 製CPU の み)、Open GL 2.0以上 ▪Windows/XP/Vista/7、Open GL 2.0以上 ▪プラグイン・フォーマット/RTAS/Audio Suite/ VST/MAS/Audio Units/DirectX