3種のエンジンを搭載したソフト+コントローラー型リズム・マシン

ARTURIASpark
ARTURIA Sparkは、ソフトウェアとハードウェア・コントローラーによる"ハイブリッド"なリズム・マシンです。こういったハイブリッド型リズム・マシンとしては、先陣を切ったNATIVE INSTRUMENTS Maschineの存在を無視することはできませんが、MaschineがAKAI PROFESSIONAL MPCライクなサンプル・ベースの思考を元にしている一方、SparkはROLAND TRシリーズなどのリズム・マシン・ベースの思考を元にしていると考えてよいでしょう。ソフトウェアによる視覚的かつ柔軟な操作と、ハードウェアによる直感的なコントロールを両立した機材ということですね。

TAE、サンプル・プレイバック
フィジカル・モデリングの3音源方式


Sparkは16パートのインストゥルメント、16ステップ・ボタンを備えたシーケンサー、エフェクトなどを備えたソフトウェア(スタンドアローン/VST/Audio Units/RTAS対応)と、それらをフィジカルに操ることができるUSBハードウェア・コントローラーのパッケージです。コントローラーを見ると各ドラム・パートに対応したノブが用意されていて、まさに現代の技術で再構築されたTRシリーズといった趣(写真①②)。この方向性の選択は"なるほど!"と膝を打つものだと思います。


▼写真① Sparkのハードウェア・コントローラー。最上段は16ステップのシーケンサー・ボタン群とシャッフル・ノブ、マスター・ボリューム・ノブ、その下には各種トランスポート・ボタン、タップ・ボタン、テンポ・ノブなどを配置。中段は左から指でエフェクト操作が可能なFXライブ・パッド、各種パラメーター情報が表示されるディスプレイ、そして円を描くように16個配置されているパターン・ボタンとジョグ・ダイアル。中段から下は"インストゥルメント・コントロール・ゾーン"と呼ばれ、3つのパラメーター・ノブ+パッドを配したインストゥルメントが8つ分(1-8/9-16切り替え可能)と、カットオフ/レゾナンス/AUX1/AUX2/パン/ボリューム・ノブなどがレイアウトされている



▼写真② コントローラーのリア・パネルにある端子群。左からUSB、MIDI IN/OUT、電源端子(本機に電源アダプターは付属しない)。電源はUSBバス・パワーにも対応



まずソフトを起動後、プリセット1番の"80s Studio Drum"を鳴らしてみてびっくり。とにかく音が良い! 太く、芯があるのでオケの中で鳴らしてもとても抜けが良いです。素晴らしい! ARTURIAが他のソフトウェア・メーカーと一線を画す重要な技術にTAE(True Analog Emulation)というものがあります。これはアナログ・ハードウェアを忠実にデジタル化する技術で、読者諸兄も同社の製品群でそのクオリティの高さをご存じのことかと思います。筆者が以前レビューしたOriginでは、製品マニュアル内にアナログ機材の音とTAE技術を用いて再現した音のオシロスコープ出力の比較図までありました。品質の高さとARTURIAの自信がうかがえます。


さて、SparkではこのTAE技術によるアナログ・シンセシスのほかにも、UEBERSCHALLやSONIC REALITYなどサンプル・ライブラリー製品で知られるサード・パーティによるサンプル・サウンド(もちろんマルチレイヤーで細かく録音されているものもあります)、そしてフィジカル・モデリングによるサウンドという3つのサウンド・エンジンを持っています。その一例となるのが"ACID"というキットに搭載されているシンセ・サウンド。このキットではインストゥルメント1~8には通常のドラム・サウンドがアサインされていますが、インストゥルメント9~16にはTB-303的なアシッドなシンセ・サウンドが用意されています。こういったシンセ・サウンドは、一般的なプラグインではごく簡単なサンプルでごまかされてしまうことも多いのですが、SparkはTAEシンセ・エンジンを積んでいますので、そのクオリティは折り紙付きと言っていいでしょう。もちろん、TAEシンセ・エンジン以外のサンプルやフィジカル・モデリングも大変クオリティが高い上に、ツボを押さえたセレクトで大変素晴らしいです。TR-909風やTR-808風はもちろん、LINN Linn Drum風、SIMMONS風、SEQUENTIAL Drumtraks風やビンテージ・リズム・ボックスのような"打ち込み"的なサウンド、そして生のドラム・キットもスタンダードなものからジャズ~ファンク系、さらにはパーカッション・キットまで網羅していますので、音色に関して困るようなことは無いかと思います。


パフォーマンス/打ち込み両方に優れた
専用ハードウェア・コントローラー


言うまでもなくSparkはソフトウェアとハードウェアの連携が要ですので、専用ソフトウェアのインストールが必須。なのですが、DVDディスクからインストーラーを立ち上げてインストールし、コントローラーをUSBでつないでソフトを起動するだけという簡単セッティング。それだけでソフトの機能をハードウェアでコントロール可能です。OSによってはこれ以外にドライバーのインストールも必要ですが、とにかく簡単!


とはいえ、"ソフトを起動させた後は頑張って使い方を覚えなきゃな~"と覚悟をしていたのですが、今までこうしたTR方式あるいはそれに類似したリズム・マシンの打ち込みをしたことのある方なら、触った瞬間から使い方が分かります。再生ボタンでシーケンスを走らせながら、録音ボタンを押して"Bass Drum"や"Snare Drum"と書かれたインストゥルメント・パッドをたたけば、その通りにシーケンスを記録できますし、セレクト・ボタンを点灯させてからインストゥルメント・パッドを選び、パネル上部にあるステップ・シーケンサーをいじれば、ステップ方式でパターンの打ち込みも可能......えーっと、マニュアル必要なのかなこれ......。


ともあれ、まずはコントローラーについて見ていきましょう。パネル下部に並ぶインストゥルメント・パッドは大きく作られており、演奏するにも大変効率が良いです(写真③)。パッドの感触としてはMPCのようなゴム・パッドよりも堅めの印象でしょうか。たたいたときにソフトウェア側と呼応してLEDが光るのですが、そのレスポンスが小気味よく、自然とノッてくる感じです。ベロシティの強弱差が出やすい傾向なのは好き嫌いの分かれるところかと思いますので、今後のアップデートでベロシティ・カーブの設定ができればなお良いかなと思います。



▶写真③ インストゥルメント・コントロール・ゾーンは、1つのインストゥルメントにつき、ベロシティ対応のパッドと3つのノブを用意。ノブにはソフトウェア側からピッチ、フィルター・カットオフ、エフェクト・センドなど12個のパラメーターを任意にアサイン可能


そのインストゥルメント・パッドの上にはノブを3つ配備。後述するソフトウェア側からピッチやカットオフ、エフェクト・センドやパンなど12個の中からパラメーターを割り振ることが簡単にできます。例えばピッチが動きながらフィルターも同時に開いて内蔵のリバーブが深くなっていくなど、今までのリズム・マシンではなかなか大変だったり別途エフェクターを用意しないとできなかったプレイも可能。ちなみにREC中リアルタイムにこのノブを触れば、その動きをオートメーション・データとして保存可能。ソフトウェア側のオートメーション・ウィンドウで直感的にエディットもできますので、動きのあるシーケンスもすぐに作成可能です。また、このノブ自体も演奏しながら触るのに必要十分なしっかりした作りです。


各インストゥルメント・ノブの上には、共通で使用できるカットオフ/レゾナンス/AUX1/AUX2/パン/ボリュームの6つのノブも装備。これは選択中のインストゥルメントの各種パラメーターをすぐ動かせるので、パフォーマンス中にとっさにAUXセンド量を変えたいときなどにとても重宝します。ちなみに、選択中のインストゥルメントはコントローラー上のLEDが点灯しますので、どのインストゥルメントをいじっているのかも一目りょう然です。


パネル左やや上にはキット全体にかかるエフェクト・コントロール用のFXライブ・パッドを装備。このエフェクトはボタンとしても用意されているフィルター、スライサー、ローラーの3種類から選ぶ形なのですが、各エフェクトの中にも複数の種類があります。フィルターではローパス/ハイパス/バンドパスが選択でき、パッド操作によってそれぞれカットオフ・フリケンシーとレゾナンスを動かすことができます。スライサーには、FXライブ・パッドをタッチした瞬間の音を繰り返す"リピート"、テープ・レコーダーを遅く回転させていわゆるテープ・ストップ的な効果になる"テープ"、逆回転の"リバース"、タッチしたFXライブ・パッドの場所によって音を細かく分断する"ストロボ"があります。ローラーでは、インストゥルメント・パッドを押しながらFXライブ・パッドを押すことでドラムロールをリアルタイムに作成することが可能。シーケンスの再生中にFXライブ・パッドを触るだけでもかなり遊べますよ。


ツボを押さえたシャッフル・ノブ
単体MIDIコントローラーとしても使用可


パネル最上部にあるのは、先ほども少し触れた16ステップのシーケンサー・ボタン。こちらも伝統的なTR式の打ち込みには必須ですね。またこのシーケンサー・セクションにはアクセント・ボタンが独立して存在します。 各インストゥルメントのアクセントを個別に設定可能ですから、こちらもドラム・パターン作成時には必ず触る重要な機能になるかと思います。中段右側にある丸く配列されたボタン&ジョグ・ダイアルは、回すだけでなく押し込むことによって選択と決定ができるので、パターンやソングを変えたり、キットの変更なども簡単。多くのリズム・マシンでは、ステップ・シーケンサーとパターン/ソング切り替えボタンが共用となっていますが、Sparkではそれぞれ独立したボタンとして用意されているわけです。"シーケンスを打ち込むつもりがパターンを変えてしまった!" "パターン変更のつもりが打ち込んだ内容を消してしまった!"などの操作ミスも防げますよね。賢い! ちなみに、当然ながらパターンの変更は音を止めることなくできますから、プレイ中に戸惑うこともありません。


これらノブやボタンなどコントローラーで触れたパラメーター、選択中のパラメーターは中央の液晶ディスプレイに表示されますので、ソフトと連携するハードウェア・コントローラーでありながら、単体でも大変視認性に優れています。また、"なかなか分かってる!"という機能が、上部に搭載されるループ・セクション。ONボタンを押すだけで、その瞬間から指定したループ・サイズのパターンをループ再生してくれます。さらにムーブ・ノブによってループのスタート・ポイントを変更できますので、この機能だけでかなり複雑なパターンを作り出すことが可能です。


さらに"これまた分かってる!"という機能が、マスター・ボリュームのすぐ脇に設置されているシャッフル・ノブ。これが独立して存在しているため、階層を掘り下げることなく即座にシャッフル設定を変更可能。シャッフル設定はリズム・パターンの、引いては曲全体の要になりますから、これを物理的なノブでサッと微調整できるのはとっても助かります。また、FXライブ・パッドの下には各インストゥルメントを選択するセレクト・ボタンやミュート、ソロ・モードへ移行するボタンがあります。特にミュート&ソロのボタンがこうした押しやすい場所にあるのは大変重要。ライブ中、とっさにキックを抜いてブレイクを作ったり、ソロにすることによって一気にリズムの場面を切り替えたりと、パフォーマンス時に大変重宝します。パターン再生中にこれらを操作するだけでも、雰囲気の上げ下げを簡単にコントロールできるでしょう。


コントローラーの接続端子としては背面にMIDI IN/OUTを用意しており、単体のMIDIコントローラーとしても動作します。"このコントローラーで他のMIDI機器を操作してみたい!"とお考えの方は、MIDIコントローラー・モードに切り替えればすぐに使用可能。細かなMIDI CCナンバーの割り当てや変更も設定ソフトウェアが用意されていますから簡単に行えます。あ、使用中に注意してほしいTIPSなのですが、DAWホスト上でプラグインとしてSparkを起動する場合、Sparkのソフトウェアとコントローラーが占有するMIDI I/Oが1系統別に必要ですので、こちらをDAW上でOFFにしてあげることをお忘れなく。ちなみにこれは背面のMIDIポートとは関係無い、システム的な注意点なのでご安心ください。


なお、本機はオーディオ・インターフェース機能は持っておりません。これはソフトウェア側がプラグイン動作でDAWと連携するため、別途オーディオ・インターフェースがあることを前提にしているのでしょう。また電源はUSBバス・パワーで駆動可能(別売の電源アダプターも使えます)。マニュアルには"USBハブを使って本機をコンピューターと接続する際には、電源供給タイプのハブを使用すること"とありますので、ノート・パソコンなどUSBポートの数が限られている環境の方は要チェックです。


こうしてコントローラーを見てみると、より良いパフォーマンス/打ち込みのために必要なものが十分そろっていることが分ります。ソフトウェア統合環境の利点であるアップデートによって、今後ももっと使い勝手の良いものになっていくでしょう。現状のバージョンではバグも少しあるようですが、これらもアップデートで改善してくれると思われます。


パターン/コントローラー/音色選択
3段階のエディット画面を用意


さて、いよいよ肝心のSparkソフトウェアに移りましょう。ソフトウェアはコントローラーと同じルックスのパネルを含む、縦3段のパネル(スクロールで選択)で構成されます。まずは、この3段あるパネルの解説から。3段あるうち一番上の部分には各インストゥルメントのシーケンサーが表示されます(画面①)。ハードウェアで簡単に打ち込みができるからといって、全インストゥルメントの状態を一気に確認することは物理的に不可能ですから、この画面が何気に重宝します。さらにパターンのコピーや置換、あるいはインストゥルメントごとの細かなオートメーションの作成など、ハードウェアだけではカバーできない詳細なエディットが可能です。特にオートメーションは、リアルタイム・レコーディング中に触ったコントローラーのノブを記録しておいて、細かい部分をマウスで調整するなんてことも可能です。ソフトウェア/ハードウェアの統合環境ならではの機能ですね。こうしたパターンの作成だけでなく、そのパターンを混み合わせていくソング・モードの画面も用意されていますから、長尺の曲でも把握しやすいです(画面②)。


▼画面① ステップ・シーケンサー画面。最大64ステップの打ち込みが可能で、ステップごとに発音させたい部分を点灯させる伝統のTRシリーズ式。ご覧のよ うにベロシティもステップごとに記録可能。マニュアル無しでも簡単に打ち込めるだろう



▼画面② ステップ・シーケンサーで作ったパターンを組み合わせ、1 曲に仕上げるためのソング・モード画面。パターンのコピー/ペースト/インサート/デリートも簡単に行える。パターンはA〜Dバンクにそれぞれ16個記録 可能。画面のようにパターンのセレクトは円状に並ぶボタンで行っていく



リアルタイム・プレイに関係する2段目のパネルは、ご覧の通りハードウェアと同じ構成(画面③)。いわば、これをハードウェア化したものがSparkコントローラーなんですね。ほとんどの機能はハードウェアから触ることができますが、ハードウェアのインストゥルメント・ノブに何をアサインするかといった設定は、このソフトウェア画面から行うことになります。


▼画面③ コントローラー・セクション。ハードウェア・コントローラーとほぼ同じ操作子の配置になっており、この画面で操作を行うことも可能。インストゥルメント・コントロール・ゾーンの各ノブにパラメーターを割り当てるなどの設定もここで行える



詳細なパラメーター・エディットが可能
内蔵エフェクトのクオリティも良い


3段あるうちの一番下のパネルは、付属サンプルのロードなどが行えるライブラリー・セクション、各インストゥルメントの詳細なエディットが可能なスタジオ・セクション、各インストゥルメントのレベル調整やエフェクトのエディットが行えるミキサー・セクションをそれぞれ切り替える方式となっています。


まずライブラリー・セクションでは、各インストゥルメントにどんな音を割り当てるかを設定できます(画面④)。Sparkは前述の通り、サンプル、TAEアナログ・シンセシス、フィジカル・モデリングによる音色を使用できますので、1つのインストゥルメントに対してそれらを選ぶことになります。もちろん、発音方式ごとにフォルダー分けされていますから簡単に音色の割り当てが可能です。音色を決めたら、スタジオ・セクション(画面⑤)に構えるフィルターで調整を。フィルターは各インストゥルメントに1つずつあり、ローパス/ハイパス/バンドパス・モードから選ぶことが可能です。さらに音源ごとに詳細な音色のパラメーター・エディットもできます。例えば、サンプル音色を読み込んでいた場合は、ピッチやボリューム・エンベローブのアタック/ディケイ、フリケンシー・シフトなど。TAEアナログ・シンセシスではドラム/パーカッション用に設定されたパラメーターを用意し、シンセ・パーカッション的なザップ音に変化を加えるザップ・レートや、その名もズバリなアタック・スウィープ、トランスフォームなどが設定できます。これらのパラメーターの効果は、実際に聴いていただければいかにドラム/パーカッション用に洗練された作りになっているかが分かると思いますし、ARTURIAのほかのシンセで採用してもいいよなと思ってしまうほどです。最後のフィジカル・モデリングでは"Tune" や"Timbre"というパラメーターで音質を変化させていきます。さすがにモデリングだけあって、太鼓の膜の感触を少しずつ触っていけるようなパラメーターで、これも素晴らしい出来です。


▼画面④ ドラム・キットの音色を選ぶライブラリー・セクション。画面は筆者も大好きなLINN系リズム・マシンをシミュレートしたと思われる"LynnDream"のプリセットを選んだところ。用意された音色はインストゥルメント×480、ドラム・キット×30



▼画面⑤ 各音色の詳細なパラメーター・エディットも可能。パン/ボリューム/ソロ/ミュートはもちろん、例えば画面のようにサンプル音色を選んだ場合はフィルターやピッチ、エンベロープなどを設定できる。エディット内容は音源方式により異なる



ミキサー・セクションはその名の通りミキサーが表示されますが(画面⑥)、注目したいのはエフェクトです。まず2系統のAUXではそれぞれリバーブとディレイが使用可能。エフェクトは固定でありますが、パラメーターはもちろん変更可能ですし、この2つがあればAUXセンドとしては必要十分といったところ。さらに各インストゥルメントごとに2系統のインサーション・エフェクトを使用可能です。インサーション・エフェクトはコンプレッサー/ビット・クラッシャー/マルチバンドEQ/コーラス/ディストーション/フェイザー/プレート・リバーブの7種類。このインサーション・エフェクトもすごく良い! 硬めのキックをほんのちょっとだけチューブ系ディストーションで膨らませてコンプでたたいてあげたり、スネアやクラップにビット・クラッシャーで味付けをしてあげるだけで、本当に表情豊かに音色をコントロールできます......このエフェクトだけのプラグインも欲しいなぁ。


▼画面⑥ 各インストゥルメントの音量バランスなどを調整するミキサー・セクション。AUXエフェクトとしてリバーブとディレイが用意されているほか、それぞれ2系統のインサーション・エフェクトもスタンバイ。コン プ/ビット・クラッシャー/マルチバンドEQ/コーラス/ディストーション/フェイザー/プレート・リバーブの7種類から選べる



以上、駆け足でSparkの"ハイブリッド"な環境をご紹介してきました。このサウンド・クオリティに、よく考えられたハードウェア・コントローラー。当然、"お高いんでしょうなぁ"と思っていたのですが、何ともこの値段とは驚きです。



サウンド&レコーディング・マガジン 2011年8月号より)


撮影/川村容一(写真①〜③)


ARTURIA
Spark
68,250円
▪Windows/Windows XP/Vista/7、2GHzプロセッサー(マルチコア・タイプを推奨)、1GBのRAM、インターネット接続環境、動作フォーマット:スタンドアローン/VST/RTAS ※プラグインとして動作させるには対応ホスト・アプリケーションが必要▪Mac/Mac OS X 10.5以降(ユニバーサル・バイナリー、10.6対応)、2GHzプロセッサー(マルチコア・タイプを推奨)、1GBのRAM、インターネット接続環境、動作フォーマット:スタンドアローン/Audio Units/VST/RTAS ※プラグインとして動作させるには対応ホスト・アプリケーションが必要