MARTIN RIZZOLA - ORGANIC PERCUSSION GROOVES レビュー:制作者の演奏技術を感じるパーカッション音源

LOOPMASTERS MARTIN RIZZOLA - ORGANIC PERCUSSION GROOVES レビュー:制作者の演奏技術を感じるパーカッション音源

 筆者はこれまで多くのパーカッション・ライブラリーに触れてきたが、中でも今回試した『MARTIN RIZZOLA - ORGANIC PERCUSSION GROOVES』からは、独特なリズムのハネや、ダンス・ミュージックとの相性の良さを感じた。制作者であるMartin Rizzolaが気になり、検索してみると彼のInstagramを発見。フォロワーにオーガニック・ハウスのプロデューサーMaxi Degrassiがいた。また、投稿に目を通すと、抜群な演奏能力を感じる動画がアップされている。彼はDJパーティーなどでセッション・パーカッショニストとして活動するほか、自身でもライブをこなし、スペインのイビサ島や、ロンドンのミニストリー・オブ・サウンドでもライブを行っていた。このサンプル・パックに触れた瞬間に、基本的なリズム・パターンが素晴らしいのはもちろん、さらに“何か”を感じていたのだが、それは“演奏者の現場感”であることが分かった。

 収録内容は、ジャンベ、シェイカー、コンガ、カウベルなどの定番パーカッションのワンショットとループで、ワンショットはNATIVE INSTRUMENTS KontaktやAPPLE Logic Pro付属のEXS24などのサンプラーに対応。ループは少し聴くだけでMartin Rizzolaの実力を感じるだろう。特にコンガは疾走感があって使いやすいし、ボンゴやジャンベで聴けるフィルのキレも素晴らしい。シェイカーは、キックに合わせて鳴らせば踊れるトラックがすぐにできてしまいそうだ。今のシーンで活躍するパーカッショニストの“生きた音”が詰まったサンプル・パックと言えるだろう。

 

KENTARO TAKIZAWA

Kentaro Takizawa
【Profile】 音楽プロデューサー/DJ。“相手の要求、自分の視点“を大切に、20年近くダンス・ミュージックを軸に最前線を走り続け、世界を舞台に活動してきた。これまで、エイベックスやその他のレコード会社からも自身の作品のリリースを重ね、2017年には自身のレーベルHaus It Feelin’ Recordsを立ち上げる。手掛けた作品の数も多数に渡り、メジャー・デビューを果たしている数少ないトップDJとして認知されている

 

LOOPMASTERS
MARTIN RIZZOLA - ORGANIC PERCUSSION GROOVES

5,016円

(為替レートによる価格の変動あり)

LOOPMASTERS MARTIN RIZZOLA - ORGANIC PERCUSSION GROOVES

▪メディア:ダウンロード販売 ▪容量:約706MB ▪データ・フォーマット:EXS24、Kontakt、NN-XT、WAV

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