スズキユウリとコーネリアスとのコラボレーションによる『THE AMBIENT MACHINE - Cornelius edition』が発表。50台のLimited Editionとして抽選販売される(220,000円)。
スズキユウリはロンドンを拠点に活躍するサウンドアーティスト/エクスペリエンスデザイナー。これまでサンレコでは、レイモンド・スコットの電子楽器Electroniumを解析&復刻する『Electronium Project』や、細井美裕との作品『Crowd Cloud』を紹介してきた。
スズキによるTHE AMBIENT MACHINEは、32個のトグルスイッチ(8種類の音源×4種類の機能)を掛け合わせることでアンビエントミュージックをカスタマイズすることができる作品だ。2023年にはサンフランシスコMoMAのパーマネントコレクションに選定されている。
コーネリアスこと小山田圭吾に大きな影響を受けたきたというスズキは、帰国の際に訪れた『AMBIENT KYOTO 2023』で、自身と小山田とのアンビエントへの興味に合致する部分があると確信。小山田にサウンドデザインを依頼し、『THE AMBIENT MACHINE- Cornelius edition』が完成した。
スズキユウリ コメント
Cornelius 小山田圭吾さんの作品は、音楽だけでなく、ライブステージ、レコードアートワーク、ノベルティー、出版物など、ミュージシャンという枠を超えた卓越したアイデアで、私がクリエイターとして踏み出す上で多大な影響を受けました。
アンビエントマシンをはじめとする私の最近の作品群は、パンデミックの経験から、環境(アンビエント)を音によって整える、もしくは音によって環境を作り出すことに必然性を感じ、発展させてきたものです。
昨年、日本に帰国する機会があり、京都で開催されていた「Ambient Kyoto」というイベントに参加されていた、小山田さんの展示とコンサートを見に伺いました。
そのイベントを通じて、アンビエントに対して小山田さんと私の興味が合致する部分を感じ、小山田さんはこのコラボレーションに賛同いただいたのだと思います。
今回、小山田さんはアンビエントの作品として、ユーザーがカスタマイズしてどの設定でも素晴らしい環境を構築できる音を作ってくださっています。
そして、装置と楽器の間を表現するために色も一新し、新しい「THE AMBIENT MACHINE」のアイデンティティーを築くことができたと思います。
Corneliusの音楽作品であり、環境を構築するツールでもあるこの作品では、特別な体験を味わうことができるでしょう。
YS0274 THE AMBIENT MACHINE - Cornelius edition
Keigo Oyamada × Yuri Suzuki, 2024 June 2024
- Material:White Ash, PCB
- SIZE:264(W)×177(H)×135(D)mm/約1.5kg
- 底面にエディションナンバー、小山田氏のサイン入り
応募受付期間
6月11日(火)20:00~6月18日(火)20:00
E&Y WEBサイト https://www.eandy.com/
コーネリアス / Cornelius
小山田圭吾のソロプロジェクト。'93年、Corneliusとして活動をスタート。現在まで7枚のオリジナルアルバムをリリース。 自身の活動以外にも、国内外多数のアーティストとのコラボレーションやREMIX、インスタレーションやプロデュースなど 幅広く活動中。
スズキユウリ / Yuri Suzuki
1980年東京生まれ。1999年~2005年、アートユニット明和電機に携わり「音楽とテクノロジー」に関心を持ち、2005年Royal College of Artへ入学。音楽と音がどのように思考に影響を与えるのか、音と人の関係性について提議した作品を制作し、そのサウンドアート作品とインスタレーションは、世界中の展示会に展示されている。2013年より、Royal College of Artのデザイン プロダクツ科にて教鞭を執り、ニューレディオフォニック・ワークショップのメンバーとしても指名される。2014年には、DIY楽器OTOTOがMoMAのパーマネントコレクションに選定され、2023年にはTHE AMBIENT MACHINEがサンフランシスコMoMAのパーマネントコレクションに選定された。