Part③−3 Artist Impression〜砂原良徳 meets Seaboard Rise 25

今回新たに登場したSeaboard Riseは、多くのクリエイターから注目を集めており、一度は触ってみたい人も多いだろう。ここでは、CORNELIUS、H ZETT M、砂原良徳の3名にSeaboard Riseの試奏を依頼。実際に触ってみたインプレッションを語っていただいた。

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Seaboardにしかできない
独自の表現がたくさんできる

【First Impression】

METAFIVEでマスター・キーボードを探していたんですけど、人が持っていないものが良いなぁと思っていたときにSeaboardを見つけ、ずっと気になっていたんです。実際触ってみると、5次元の奥深さに気がつきますし、使いこなせるようになったら、これにしかできない独自の表現がたくさんできると思いました。ただ、思ったほど“鍵盤楽器”ではなかったですね。だから普通の鍵盤の演奏を全部これでやろうとするのではなく、Seaboard独自の表現を探したら良いと思います。そういった点でも本当に新しい楽器が登場したんだなと感じました。

例えばこれをライブで使ったら、見ている人もただ単純に鍵盤を演奏しているようには思わないでしょうね。そんな独自のパフォーマンスもできる楽器だと思います。訓練は必要ですけどね。あとデザインもすごくいいです。この薄さでここまで表現力を出せるものはあまりないので、もっとじっくり使ってみたいですね。

【Check ❶】

僕は今、鍵盤でベースを弾くことが多いんですけど、そういうものからウワモノ、シンセ・ソロまで、いろんな演奏に対応できそうです。キーボードは鍵盤と鍵盤と間の表現が難しいですけど、Seaboardはその間を使って演奏できるので、ベンダーやモジュレーション・ホイールでは難しい演奏もかなりフレキシブルに対応できますしね。あとインプロっぽいソロ・パフォーマンスにも向いていると思いました。

僕は今、鍵盤でベースを弾くことが多いんですけど、そういうものからウワモノ、シンセ・ソロまで、いろんな演奏に対応できそうです。キーボードは鍵盤と鍵盤と間の表現が難しいですけど、Seaboardはその間を使って演奏できるので、ベンダーやモジュレーション・ホイールでは難しい演奏もかなりフレキシブルに対応できますしね。あとインプロっぽいソロ・パフォーマンスにも向いていると思いました。

【Check ❷】

付属のソフト・シンセEquatorも、サンプルとウェーブテーブルを搭載したハイブリッドで、音も良いですね。Riseに最適化されているので、演奏しながら画面を見ていると、どこのパラメーターが作用しているのか視覚的にも分かるので、エディットもやりやすいと思います。自分好みにコントロール・チェンジなどを細かくアサインできるのもいいですね。

付属のソフト・シンセEquatorも、サンプルとウェーブテーブルを搭載したハイブリッドで、音も良いですね。Riseに最適化されているので、演奏しながら画面を見ていると、どこのパラメーターが作用しているのか視覚的にも分かるので、エディットもやりやすいと思います。自分好みにコントロール・チェンジなどを細かくアサインできるのもいいですね。

 

サウンド&レコーディング・マガジン2016年8月号掲載)