ソフト・シンセを使ったベース作り

サウンド&レコーディング・マガジンに連載中のセミナー「作曲に悩む人のためのプログラミング講座」のエレクトロ編Vol.3に連動した各種データを用意しています。いよいよ今回からはビート作りに加えエレクトロのキモとも言えるベース作りもスタートしました。その作り方もソフト・シンセの豊富なプリセットを組み合わせた方法を紹介していきます。MP3やWAV、SMF、Pro Toolsのセッション・データなどを用意していますので、誌面を見ながら確認してみてください。また今回はCAMEL AUDIOのCamel Crusherというプラグイン・エフェクトとNATIVE INTRUMENSのMassiveというソフト・シンセを使用していますが、お持ちでない方は、 Camel Crusher(http://www.camelaudio.com/)はフリーでダウンロード可能です(ProToolsで使用する場合はVST Wrapperが別途必要)。Massiveはデモ版(http://www.dirigent.jp/products/ni/demo/download.html)をダウンロードすればセッション・ファイルのPlug-In Settings内のMassiveフォルダにあるWatusi氏がチョイスしエディットしたプリセットに。Massiveフォルダの内容は、Electro1.ksd/図2、Electro2.ksd/図3、Electro3.ksd/図4、Electro4.ksd/図5となります。使い方はメイン画面にある"Massive"のロゴ右のFileメニューからOpen Soundを選択し、Massiveフォルダ内から任意の"Electro~"をクリック後、開く(Macの場合)を選択すればOKです。

MP3で試聴する方は下のプレーヤーをクリックしてください。[audio:https://rittor-music.jp/sound/wp-content/uploads/sites/7/2010/10/Vol3_fig01.mp3][audio:https://rittor-music.jp/sound/wp-content/uploads/sites/7/2010/10/Vol3_fig02.mp3][audio:https://rittor-music.jp/sound/wp-content/uploads/sites/7/2010/10/Vol3_fig03.mp3][audio:https://rittor-music.jp/sound/wp-content/uploads/sites/7/2010/10/Vol3_fig04.mp3][audio:https://rittor-music.jp/sound/wp-content/uploads/sites/7/2010/10/Vol3_fig05.mp3][audio:https://rittor-music.jp/sound/wp-content/uploads/sites/7/2010/10/Vol3_fig06.mp3]WAVやMIDIデータ、Pro Toolsセッションは以下からダウンロードしてください。

WAVとSMFをまとめてダウンロード:Vol3_WAV_SMF.zip(4.1MB) 

 [図1]今回使用するビート・パターン■試聴用サウンド(WAV):Vol3_fig01.wav.zip(644KB)■SMF:Vol3_fig01.mid.zip(4KB)  [図2] ありがちなTB-303の暗〜いパターン
■試聴用サウンド(WAV):Vol3_fig02.wav.zip(692KB)■SMF:Vol3_fig02.mid.zip(4KB)  [図3] TB-303とは打って変わって重〜いベース
■試聴用サウンド(WAV):Vol3_fig03.wav.zip(700KB)■SMF:Vol3_fig03.mid.zip(4KB)  [図4]うん、あるあるって感じのベース音色
■試聴用サウンド(WAV):Vol3_fig04.wav.zip(832KB)■SMF:Vol3_fig04.mid.zip(4KB)  [図5] もはやベース・ラインではない感じ
■試聴用サウンド(WAV):Vol3_fig05.wav.zip(708KB)■SMF:Vol3_fig05.mid.zip(4KB)  [図6] 図4をカットしさらに音程を1オクターブ上げてみる
■試聴用サウンド(WAV):Vol3_fig06.wav.zip(680KB)■SMF:Vol3_fig06.mid.zip(4KB) 

Pro Tools 8セッション・データ:PROG_PT_Vol3.zip(8.6MB)図1〜6のMIDIデータを含んだPro Toolsのセッション・データです。今回はいつものPro Tools 8+付属ソフト・サンプラーのStructure Free+外部ソフト・シンセのNATIVE INSTRUMENT Massiveを使って作成しています。前述した通りMassiveは、デモ版がダウンロードできますので、ぜひ試してみてください。

本連載について


2010年1月号から始まった連載です。小社刊『MPCで学ぶリズム打ち込み入門』の著者が、満を持して曲作りに役立つ打ち込みノウハウを惜しげもなく披露していきます。ビギナーはもちろん、自分の打ち込みにマンネリを感じ始めた方にも最適! 内容的には最初の数カ月はハウスを例に解説していきますが、ハウス好きでなくとも役立つTipsが満載なので、ぜひぜひご愛読のほどよろしくお願いいたします!『MPCで学ぶリズム打ち込み入門

著者について


watusi-photo.jpg Watusi(COLDFEET)プロデューサー/アレンジャー/ベーシスト/DJ。1998年にボーカリスト/コンポーザーのLori FineとともにCOLDFEETを結成。クラブ・シーンを基盤としながらも、ポップスやジャズ、果ては民族音楽までを採り入れた幅広い音楽性で知られる。2009年には、生前のマイケル・ジャクソンから正式に許諾を得て制作されたカバー・アルバム、『MJ THE TOUR』を発表。中島美嘉、BoA、安室奈美恵などのプロデューサーとしても活躍。 オフィシャルWebサイト:www.coldfeet.net