
デトロイト・テクノのサウンドをQ'HEY氏が分析していく本連載。毎月一人のデトロイト・テクノ・アーティストをピックアップし、そのサウンド・メイキングの方法をQ'HEY氏がお手本サウンドとともに解説してくれます。
ホワン・アトキンス、デリック・メイ、ケヴィン・サンダーソンという3人のオリジネイター、そしてアンダーグラウンド・レジスタンス=マッド・マイクと続いて、連載5回目はジェフ・ミルズが登場!
ここでは彼のソロ1作目『Waveform Transmission Vol.1』の中から、名曲「Changes Of Life」を研究。
ロービット・サンプリングのようなノイジーなピアノ音色と、十八番のTR-909ビートが絡み合うサウンドをQ'HEY氏に再現してもらいました。
ピアノ・フレーズのピアノロールおよびビート・マップはサンレコ9月にてチェック!
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▲「Changes Of Life」のドラム・パートはTR-909系で!※ビート・マップはサンレコ9月号に掲載
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▲「Changes Of Life」のピアノ・パートをサンプリングで再現。原曲に近いオリジナル素材を用いて、まずは単音を並べてフレーズを作ります。※ピアノロールはサンレコ9月号に掲載
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▲前述のピアノ・サンプルをNATIVE INSTRUMENTS Batteryに読み込ませ、interpolation modeで「MP-60」をセレクト。ローファイな音色に仕上げます。
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▲ピアノ・フレーズとTR-909ビートを合わせて、「Changes Of Life」を再現してみました!
参考ディスク
『Waveform Transmission Vol.1』
by Jeff Mills
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Q'HEY プロフィール
テクノ界を代表するベテランDJ。東日本大震災を受けてチャリティ・プロジェクトBPM Japanを設立。機材の造詣も深く、STEINBERG Cubaseを駆使してトラックを制作。