BITWIGBitwig Studio
さまざまなDAWが乱立し、それぞれがバージョン・アップしながら完成度を高めてきた中、久々に登場したドイツ・ベルリン発の全く新しいDAWソフトがBITWIG Bitwig Studio。時間軸にとらわれずオーディオ／MIDIを扱えるクリップ・ランチャー、プラグイン同士の連携から生まれる自由度の高いモジュレーションなど、後発ソフトならではの斬新な機能を装備し、クリエイターにとって取り回しの良い、クリエイティビティを刺激するDAWに仕上がっている。今回編集部はBitwig Studioをいちはやく導入した鈴木“Daichi”秀行に、この新しいDAWのみを使って楽曲の制作を依頼。各工程において、新機能がどのように役立つのか、音と連動しながら確認していただきたい。Photo：Takashi Yashima
Introduction
Bitwig Studioの全容
Mac/Windows/Linux対応のDAWソフト。リニアのアレンジャー・タイムラインとノンリニアのクリップ・ランチャーが１ウィンドウに共存。50種類以上のデバイスが付属し、通常のオーディオ／MIDIエフェクト、インストゥルメントに加え、Container、Modulatorなどデバイス同士の連携を重視しているのがユニーク。VST 2.4にも対応する。また独自のタイム・ストレッチ・テクノロジーによりオーディオ・ファイルをテンポを気にせずに扱え、パー・ノート・マイクロ・ピッチ・コントロールで音程の変更も容易。1,000以上のプリセット／サウンド、3GBのファクトリー・コンテンツが付属しており、購入してすぐに制作が始められる。
REQUIREMENTS
- Mac：Mac OS X 10.7以上
- Windows：Windows 7以上
- Linux：Ubuntu 12.04以上
- 共通項目：2GB以上のRAM、5GBのハード・ディスク空き容量、1,280×768の画面解像度、インターネット接続環境
- ※Linux版はBITWIG本社での英語のみのサポート
Bitwig Devices＝Bitwig Studioに用意されているエフェクトやインストゥルメント
- Audio FX：
Bit-8、Blur、Chorus、Comb、Delay-1、Delay-2、Distortion、Dynamics、EQ-2、EQ-5、EQ-DJ、Filter、Flanger、Freq Shifter、Gate、Ladder、Peak Limiter、Resonator Bank、Reverb、Ring-Mod、Rotary、Tool、Trasient Control、Tremolo - Containers：
Drum Machine、FX Chain、FX Layer、Instruments Layer、Mid-Side Split、Multiband FX-2、Replacer、XY Effect、XY Instrument - Generators：
Test Tone - Instruments：
E-Clap、E-Hat、E-Kick、E-Snare、E-Tom、FM-4、Organ、Polysynth、Sampler - Modulators：
Audio MOD、LFO MOD、Step MOD - Note FX：
Arpeggiator、Diatonic Transposer、Note Filter、Note Pitch Shifter、Transposition Map - Routers：
Hardware FX、Hardware Instrument
他の記事
※インタビュー｜クレイス・ヨハンソン～「Bitwig Studioは従来のDAWと一線を画した音楽制作が楽しくなるソフトです」※鈴木“Daichi”秀行がBitwig Studioでトラック・メイク！
BITWIG
Bitwig Studio
オープン・プライス（市場予想価格：41,000円前後）
Mac：Mac OS X 10.7以上／Windows：Windows 7以上／Linux：Ubuntu 12.04以上／共通項目：2GB以上のRAM、5GBのハード・ディスク空き容量、1,280×768の画面解像度、インターネット接続環境／※Linux版はBITWIG本社での英語のみのサポート
