サンミューズのブースではPro Toolsシステムなどの紹介と平行して、メディア・インテグレーションが扱うプラグインの新製品が数多く展示されていました。
まずはWAVESの新しいプラグイン・プラットフォームMultirackを紹介。これはライブ用に開発されたスタンドアローンで動作するホスト・アプリケーションで、使い方は簡単。ラップトップ・コンピューターにMultirackとWAVESプラグインをインストールし、オーディオ・インターフェースのイン/アウトを、ライブ会場にあるコンソールのAUXやインサート端子に接続すれば、コンピューターをエフェクト・ラックのように使えます。インターフェースはシンプルで、各ラックをクリックすれば、なじみ深いGUIでエディットが可能(写真)。同じエフェクトを複数のトラックで使えるというプラグインならではの恩恵を、アナログのPAコンソールでも享受することができます。
WAVESからはPost Productionシリーズの第一弾となるリアルタイム・ノイズ・サプレッサーWNSや、バック・トラックをサイドチェイン入力することで、ベーシックなボーカル・オートメーションを自動的に描いてくれるVocal Rider(写真)などが登場。いずれも直感的なインターフェースが採用されており、プロの現場でも重宝されそうです。
またWAVE ARTSの真空管プリアンプ・シミュレーター・プラグインTube Satulatorも出品。シンプルなインターフェースながら、独自のサーキット・シミュレーション・プログラムを活用した温かなサウンドを出していました。
【リンク】
サンミューズ
メディア・インテグレーション