Inter BEE 2009レポート:GENELECの新型スピーカーから小型ライン・アレイまで盛りだくさんのオタリテック

GENELEC初となる同軸ユニットを採用したスピーカーや高機能DAWソフトSadieの最新版、そしてD&B AUDIOTECHNIKの新ライン・アレイまで!


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まずは新開発の同軸ユニットMDCを採用したGENELEC 8260Aが最も目立っていました。一見すると2ウェイに見えますが、上の中域ユニット(120mmラミネート・コーン)の中央に高域ユニット(19mmアルミドーム)が組み込まれた3ウェイ仕様となっています。中高域が同軸化されることでシャープな定位が期待できるほか、バッフル面とコーン紙の段差を無くすなど、細部まで目の行き届いた作りが印象的でした。


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もう1台の1038CFは、名機1038Bの音質はそのままに、スリム化を図った3ウェイ・アクティブ・モニター。奥行きが275mmと大幅に縮小されているので、これまでサイズの問題で1038B導入を見送っていたスタジオ関係者には朗報と言えるでしょう。


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マスタリング・スタジオなどで人気を誇るDAWソフトSadieは最新のVersion 6を展示。AESで出品されていたのと同じ、I/O+コンピューター部とフィジカル・コントローラーLRX2が一体となったLocation Recorderシステムが組まれていました。


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ほかにもD&B AUDIOTECHNIKの小型ライン・アレイT-Series(上)やAPHEXの新しい8chリモートコントロール・マイクプリModel 188(下)など、気になる新製品が続々。見所満載のブースでした。


【リンク】
オタリテック