インタラクティブな電子楽器「テノリオン」のスタンダード・モデル「TNR-O」発表会

あのテノリオンが、ボディ素材や電源方式の変更によって、より手に入れられやすくなる!! YAMAHA Tenori-On TNR-O

YAMAHA Tenori-On TNR-O:オープン・プライス


メディア・アーティスト岩井俊雄氏とYAMAHAが共同開発したTenori-On(正式名称:Tenori-On TNR-W)。2008年5月の発売以来、多くのアーティストたちがこぞってライブで使い、動画投稿サイトでも何人ものアマチュア・ユーザーが自身の「テノリオンさばき」を披露するなど、16×16のLEDボタンで演奏を行うという画期的なアイディアに多くの人が魅せられている楽器だ。そんな中、テノリオンの「スタンダード・モデル」として、Tenori-On TNR-Oが2009楽器フェアの特別会場で発表された。


実物を見てまず印象的だったのは、ホワイト・ボディ×オレンジLEDの外観。サイズやLEDボタン類の配置変化はないが、TNR-Wのボディをマグネシウム合金からプラスチックにし、また背面にも配していたLEDを省略、さらに電池駆動からACアダプターのみの駆動という部分でより廉価を目指しているようだ。価格は「オープン・プライス」という発表にとどまったが、TNR-W(121,000円/公式Webショップ価格/2009年11月5日現在)よりも手の届きやすい価格になることは確実だ。ちなみに発売は12月1日(火)を予定している。


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▲TNR-Oのフロント/リア。TNR-WではリアにもLEDの光が見えるようになっていたが、その機能を省略することでコスト・ダウンを図っている


機能的にはTNR-Wをほぼ踏襲。LEDを使って音を入力していくスタイルを基本に、配置した音の間をループ再生する「Randomモード」、手の動きにLEDが追従する「Drawモード」、光をバウンドさせて新たなフレーズを作る「Bounceモード」、LEDを押し続けると音程が高くなって消えていく「Pushモード」など、6つのモードがスタンバイ。LEDがオレンジになったことでよりポップ感が増したのも好印象だ。


他機種とのシンクや外部機器のコントロールに使えるMIDI端子、オリジナル・サンプルを読み込んで演奏できるSDカード・スロット、ステレオ・スピーカーの装備もTNR-Wと同様。......と、この文量の活字ではTenori-On TNR-Oの素晴らしさを到底伝えきれないので、とにかく下の発表会の模様どうぞっ! 





【関連リンク】
Tenori-Onサイト
Tenori-On(デザイン・サイト)