ジャック・ジョセフ・プイグというエンジニアがいます。手掛けたアーティストはグリーンデイ、ブラック・アイド・ピーズ、ローリング・ストーンズ、U2、ジョン・メイヤー、メアリーJ.ブライジなどなど。オーシャンウェイ・スタジオの一室を長年ロックアウトし続けてサイケなインテリアにしたり、WAVESからシグニチャー・プラグインを出したりと、いわゆるスター・エンジニアの一人であることに間違いはありません。
このNAMMのWAVESブースでは３日目、４日目に“WavesMasters”と題して、１時間単位でエンジニア／プロデューサーのセミナーを開催していました。その顔ぶれは、デイヴ・ペンサド、ロス・ホガース、ニール・シトロン、アンドリュー・シェップス、エディ・クレイマー、そしてトニー・マセラッティとジャック・ジョセフ・プイグ。そんなプイグ氏のセミナーの様子をちょっとだけ紹介します。
セミナーと言っても、普通にブースの前で立ったまま行うトーク・セッションといった趣のこのイベント。プイグ氏は身長170cmほどと意外に華奢です。登場するやいなや、“質疑応答形式にしよう。何か質問はあるかな？”と言い、観客からの質問に対して丁寧に答えていました。コンプレッションのかけ方についての質問が多かったようですが、あまり聴き取れなかったのが残念です。ただ、身振り手振りや、時にはプラグインを立ち上げて一人一人の質問へ丁寧に答えている姿が印象的でした。
ということで、そのセミナーの一部分を動画で紹介します。
