プラグイン・エフェクト

ここまで取り上げきれていない、出品されていたプラグイン・エフェクトを一挙紹介していきます。

ABBEY ROAD PLUG-INS

Abbeyroad3
 

アビイ・ロード・スタジオ所有のビンテージ機材を再現している同ブランドが今回発表したのはコンプのRS124。EMI 60050A、61040B、60070Bの3種の切り替えが可能です

CELEMONY Melodyne Editor

Celemony_melodyneeditor

昨年春のMusikmesseで、ポリフォニック・オーディオの一部分だけを抽出してピッチや音量、再生位置を編集できるという驚異の技術を持ったMelodyne DNAを発表したCELEMONY。これを搭載した最初の製品はMelodyne Plug-In 2となるはずでしたが、プラグインだけではなくスタンドアローン・アプリケーションも含んだMelodyne Editorとしてリリースされることになりました。

IZOTOPE Ozone 4

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スタンドアローン/プラグインとして使えるマスタリング・ソフトOzoneの新バージョン。CPU負荷の低減、新設計のラウドネス・マキシマイザーの搭載に加え、M/S処理にも対応。MidとSideでパラメーターを色分けして見やすくするなどの工夫も施されています。

MCDSP Retro Pack

Mcdsp_retropack

Pro Tools用プラグインで知られる同社は、ビンテージテイスト溢れるEQ、コンプ、リミッターのバンドル・パッケージをリリース。デジタル・クリッピングを避けながらアナログ的でナチュラルなサチュレーションを狙っているそうです。

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チーフ・プログラマーであり、同社Webサイト“Colin's Corner”でもおなじみのコリン・マクドウェル氏。氏が熱っぽく語るデモは多くの聴衆を集めていました。写真をお願いするとこんなユニークな表情をしてくれます。いい意味で生真面目過ぎてテンションが高い人物、という印象を受けました。


VIENNA SYMPHONIC LIBRARY MIR

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大容量&高音質なオーケストラ・ソフト音源で有名な同社は、インパルス・レスポンス技術を用いたコンサート・ホール・シミュレーターを発表していました。MIRはMulti Impulse Responseの略です。256chのインパルス収録結果を基にしており、ステージ上の楽器の位置、演奏者の向きなどを細かく調整できるとのこと。基本は同社のソフト音源と併用するものですが、汎用のVST/Audio Unitsプラグインとして使用できるPremium Editionは今年夏〜秋リリース予定だそうです。Macの動作環境が10.6(Snow Leopard)と書いてあるんですが、これは64ビット処理が必須だということでしょう。Windowsも当然Vista 64で動作することになります。