こんなアナログ・ミキサーを待っていた!?

ALLEN&HEATHが低価格ラインとしてスタートした多目的アナログ・ミキサーZEDシリーズ。低価格とは言え、同社が培ってきたブリティッシュ・サウンドを継承したものであることは、本誌でも記事で何度も取り上げました。

そのZEDシリーズの最新モデルがZED R16。もちろんこれも長年のALLEN&HEATHが記してきた系譜に連なる製品です。

Allenheathzedr161

しかし、これは単なるアナログ・ミキサーではありません。

Ahzed_faderswitch

フェーダー横のこのスイッチが示すように、FireWireオーディオI/O機能を搭載。さらにはフェーダーがMIDIコントローラーとしても機能します。どうやって実現しているのか……不思議だと思いませんか? さらにはMIDIコントロール・ノブやトランスポート・セクションまで装備しています。

Ahzedmidi

これでバンドのマルチレコーディングもできれば、さらにDAWのトラックをZED R16上にマルチアウトしてミックスすることも可能です。規模こそ違いますが、機能としては商業スタジオ向けの大型コンソールに迫るものがあると思います。そのほかEQは4バンド、ヘッド・アンプも既存のZEDシリーズよりクオリティ・アップとのことで、同社の力の入れようもハンパではありません。

今回は同社のプロダクト・マネージャー、レオン・フィリップスさんに説明していただきました。動画は準備中ですが、サンレコ本誌では彼に開発背景などを語っていただく予定です。