ドイツが誇るアウトボード・メーカー、SPLもNAMMに参加していました。
昨年、Transient DesignerとEQ Rangersというプラグインをリリースした同社ですが、それに続くモデルとして登場したのがTwinTube Processorです。
サチュレーションとハーモニクスを別々に調整可能。つまり真空管回路の“うまみ”を自在にコントロールできるというわけです。ブーストする倍音の帯域も調整できます。本誌でもかつて同社取材の際にお世話になった、マーケティング担当責任者のハーマン・ギアさんに解説していただきました。
対応フォーマットはRTAS/VST/Audio Units。ヨーロッパでは238ユーロということで、Transient Designer(プラグイン)と同価格ですから、日本の市場予想価格では3万円を切る程度だと思われます。ヨーロッパでは発売がスタートしていますから、日本でもまもなくでしょう。
また、ハードウェアではステレオ・モニター・コントローラーの2Controlが登場。入力は2系統、出力は2系統+モノ・アウト+ヘッドフォン2系統。モノ/DIMも搭載しています。同社の単体ヘッドフォン・アンプPhonitorと同様、ヘッドフォンで聴く際にもスピーカーのような音場を実現するCROSSFEED機能も搭載しています。ヨーロッパでは実売で税込み500ユーロ前後だそうです。
【リンク】
SPL(英語サイト)