主な新機能は以下の通り
●新グルーブ・エンジン
グルーブ・テンプレートをドラッグ＆ドロップでオーディオ／MIDIに適用可能。細かなエディットもできます
●新ワーピング・エンジン
操作性&音質ともに向上しているそうです
●Looper
ギター用ペダル型単体機のような、ループによるサウンド・オン・サウンドが可能なツールを内蔵。
●新エフェクト
Vocoder、Multiband Dynamics、Overdrive、Limiter、Frequency Shifterが追加されました。
これらに加え、Ableton Suite 8でのアップデート・ポイントは、AASと共同開発による物理モデリング方式のCollisonというパーカッション・インストゥルメントの追加、ラテン・パーカッション・ライブラリー、専用ソフト・シンセOperatorの強化といった点が上げられます。
いずれも発売は2009年春の予定です。
しかし、これだけではなかったのです。
ABLETONのこのNAMMでのキーワードはSHARE/EXTEND/TOUCHでした。
これらのキーワードに沿って、以下で紹介していきます。
●SHARE
インターネットを介してのコラボレーション機能をLive 8に追加可能。コラボレーション用サイトはもちろん、MySpaceやFacebookを介してのやりとりも実現するそうです。アップロードはメニューから「Live セットを共有」を選ぶだけ、と非常に簡単です。これは2009年内には実現しそうです。
●EXTEND
CYCLING'74と共同でMax For Liveを開発しました。一言で言えばMax/MSP/JitterのLive専用版で、ノブなどのユーザー・インターフェースはLiveと同じものが使えます。エフェクトやステップ・シーケンサーなどを自作することも可能ですし、それらの見本も収録される予定とのこと。こちらも2009年中に発売予定。Max/MSP/Jitterを持っている必要はなく、Live For Maxのみ購入すればいいそうです。
●TOUCH
これはある意味では“EXTEND”ですが、AKAI PROFESSIONALがLive専用のコントローラーをABLETONと共同開発しました。その名もAPC40。クリップ／シーンの切り替えからライブ・ミックス、エフェクト、さらにはMax For Liveで作成したステップ／シーケンサーでのプログラミングなど、カラーLED内蔵スイッチを巧みに利用したその姿からは、monomeやYAMAHA Tenori-onとも似た印象を受けます。
【リンク】
ABLETON（日本語でも表示可能なサイトです）
動画も準備中です
