ブースでは発表を前に、ジョージ・マッセンバーグ、エリオット・シャイナー、エド・チャーニーが登壇。YAMAHAとSTEINBERGの強力タッグがいかに心強いかを力説していました。
補足:これはYAMAHAおよびSTEINBERGがMETAllianceパートナーとなったことに関する会見です。
では、Cubase 5の新機能です。
●ピッチ補正機能を搭載
モノフォニック・トラックに適用可能なピッチ補正機能を内蔵。プラグインとしてPitch Correctという、YAMAHA Pitch Fixスタイルのものも収録されます。
●コンボリューション・リバーブ
Reverenceというコンボリューション・リバーブ(サンプリング・リバーブ)が付属します。カテゴリー別だけでなく、リバーブ・タイムの長短でプリセットを検索する機能も搭載しています。
●ビート・メイク/プログラミング・ツール
1つはパッド・サンプラー・スタイルのGroove Agent One。従来のGroove Agentとは随分スタイルが違います。
もう1つはLoopMash。その名の通り、8パートのループをスライスした後、その再生順序を並び替えてマッシュアップ。新しいフレーズやビートを次々と生み出してくれるというものです。
●VST Expressions
これはプラグイン側の対応が必要な機能ですが、Cubase 5のトラック上で奏法などの情報を直接コントロールすることが可能に。例えばストリングスのフラジオ(ハーモニックス)、ギターのハンマリング・オンといった演奏表現をトラックで指定するだけで、音色もそれに応じて切り替わる、といった具合です。GARRITANやSONIC REALITYなどが既にVST Expressionへの対応ライブラリーを準備しているとのことでした。
そのほか64ビット対応、バッチ・エキスポートなどのアップデートが盛りだくさんです。
STEINBERG(日本語サイト)