【会員限定】牛尾憲輔が所有するレアなモジュラーシンセから最新のユーロラックまでを大公開!

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牛尾憲輔が、なんとビンテージのモジュラー・シンセから最新のユーロラックまで、牛尾が所有する機材の数々をプライベート・スタジオから持ち込んでくれた。早速みていこう。

Kensuke Ushio's Eurorack

牛尾のユーロラック

上段:INTELLIJEL DESIGNS M IDI 1U(MIDI to CVコンバーター)、Buff Mult 1U(マルチプル)、Quadratt 1U(アッテネーター) 中段:QU-BIT Surface(物理モデリング音源)、INTELLIJEL DE SIGNS Plonk(物理モデリング音源)、MUTABLE INSTRUMENT S Rings(レゾネーター)、SYNTH ESIS TECHNOLOGY E440(ローパス・フィルター)、INTELLIJEL DESIGNS Scales(クオンタイザー)、DIJKSTAR MUSIC RiDrum TK-01(キック音源)、MALEKKO HEAVY INDUSTRY Varigate 4+(シーケンサー) 下段:WINTER MODULAR EME(EloquencerのMIDI拡張モジュール)、Eloquencer(シーケンサー)、WMD Sequential Switch Matrix(マトリクス・スイッチ)、XA OC DEVICES Zadar(エンベロープ・ジェネレーター/LFO)、NOIS E ENGINEERING Lapsus Os(ア ッテネーター)、INSTRUŌ/DIVKI D Ochd(LFO)

Kensuke Ushio's Eurorack

上段:INTELLIJEL DESIGNS No ise Tools 1U(ノイズ/S&H/スルー)、Steppy 1U(ゲート・シーケンサー)、Stereo Line In 1U(ライン入力)、Stereo Line Out 1U(ライン出力) 中段:JORANALOGUE AUDIO DESIGN/HAINBACH Collide 4(シグナル・プロセッサー/ボイス・モジュール)、INTELLIJEL DESI GNS Quad VCA(VCAミキサー)、TIPTOP AUDIO Z4000(エンベロープ・ジェネレーター)、INTEL LIJEL DESIGNS Triatt(アッテネーター)、uVCA(VCAミキサー)、ORTHOGONAL DEVICES ER-3 01(DSPオーディオ・プロセッサー/サンプラー) 下段:MAKE NOISE Maths(CVジェネレーター)、STEADY STAT E FATE Propagate(ゲート・プロセッサー)、Collide 4、QU-BIT D ata Bender(オーディオ・バッファー)、MORDAX Data(ユーティリティ・ツール)

Kensuke Ushio's Eurorack

牛尾が2台のユーロラック・システムを用いて即興で行ったパッチングの模様。普段の制作では、コンピューターとMIDI接続したE loquencer❶で、ベーシックとなるクロックをコンピューターから受けている。EloquencerのGateは主にSeque ntial Switch Matrix❷から、物理モデリング音源のSurface❸、シグナル・プロセッサー/ボイス・モジュールC ollide 4❹のPing入力、ゲートのタイミングをさらに変化させるPropagate❺を経てもう1台のCollide 4❻のPing入力という3系統に送出。さらに、Sequential Switch MatrixのS tep/Gate入力にLFOのINSTRUō/DIVKID Ochdを接続することで、マトリクスのプリセットをLFOの信号で進行させて、マトリクスの入出力を絶えず変化させつづけている。また、OchdのLFOはエンベロープ・ジェネレーターのZadar❼にも接続。Zadarはプリセットを選んで波形を加工するエンベロープ・ジェネレーターだが、オーディオ・レートで送出することでウェーブテーブル・シンセのようにオシレーターとして扱うことも可能。LFOで常にプリセットを変化させることで、複雑な音色を生成している。  MAKE NOISE Maths❽はSurfaceと❻のCollide 4をまとめる2インのミキサーとして活用。Mathsほか3系統の出力をまとめているのがER-301❾。サンプラーをはじめとするさまざまな機能を持つER-301を、牛尾はミキサーとして使用する。ただシンプルなミキサ ーとしてではなく、内部のエンベロープ・フォロワーによってあらゆる加工を施してからアウトプットしている。これらのパッチングからは、非楽器的で多彩な電子音が、リズム・パターンを交錯しながらも、確かなグルーヴのあるサウンドが奏でられていた。

Modules

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主に1970年代に開発された製品で構成する、3台のMOOG Modularラック。1971年に発売され、後に復刻されたModel 10などのラック・システムなどとは異なり、オリジナルのモジュール構成で組まれている。パッチ・ケーブルはフォーン端子で接続するため、牛尾はミニ端子との変換モジュールとして、SYNTHESIZERS.COM Q122 Mini Jack Interface(左のラック、上段左から3つ目)を加えている

BUCHLA 200Eシリーズのモジュール群

BUCHLA 200Eシリーズのモジュール群。ユーロラック規格と異なる4Uサイズのため、専用ケースへのマウントが必要となる。牛尾は、今後BUCHLAのモジュールも増やしていきたいとのこと

ROLAND System-100M

ROLAND System-100M

EMS Synthi A

EMS Synthi A

牛尾憲輔インタビューはこちらからチェック!👀

牛尾憲輔

ビンテージだからと扱うのは魅力的に思わない
現代的なモジュールの中に組み込んで、 今の音楽制作でも使えるようにしています

Release

『アニメ「チ。 ー地球の運動についてー」オリジナル・サウンドトラック』
牛尾憲輔 

(ポニーキャニオン)

15世紀のヨーロッパを舞台に、激しく弾圧されながらも地動説の存在を主張し続けた人々を描いたアニメ『チ。—地球の運動について—』。作品を彩った背景音楽全55曲が各音楽配信サービスにて好評配信中。

 

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