TK from 凛として時雨のプライベートスタジオを公開!愛用機材を写真とともに解説

Studio SAUNA

TKのプライベート・スタジオ"Studio SAUNA"。16畳ほどのマンションの一室だが、アコースティックエンジニアリングが音響設計しており、ある程度響きを残した特性となっている。そんな空間に並ぶ機材の数々を、写真とともに紹介していこう。

ビンテージ家具をカスタムして作ったデスク

ビンテージ家具をカスタムして作ったデスク。DAWはSTEINBERG Cubase Pro 14で、写真のプロジェクト上にはNGBusCompやNG76といったWESAUDIO製アウトボードのコントロール用プラグイン、TKが「トーン・コントロールしながら激しくもできる」と評するOEKSO UND Bloomなどが見える。デスク天板下には、MIDI鍵盤のNEKTAR Impact GX49を収納

GENELEC 8341A

愛用のモニター・スピーカーGENELEC 8341A。TKは「制作のテンションを上げてくれるし、リファレンス・モニターとしての正確性も高い」と絶賛している

NG76やNGBusCOMPといったコンプ

NG76やNGBusCOMPといったコンプ、クロック・ジェネレーターのBLACK LION AUDIO Micro Clock MKIIが昨今、導入された模様。NGBusCOMPは、ドラム・バスの最終段によく使うそうだ

モニター・コントローラー

モニター・コントローラーはHERITAGE AUDIO R.A.M. System 2000

NEUMANN U 67 Set

歌入れに使っているNEUMANN U 67 Set。U 67のリイシュー版で、リニア電源のNU 67 Vが付く

SHURE SM7B

もともとはラジオ収録のために買ったSHURE SM7Bだが、その特徴的な音色から歌にも使うという

NEUMANN NDH 20

愛用のモニター・ヘッドホンNEUMANN NDH 20

KEMPER Profiler Head

KEMPER Profiler Headでは、凛として時雨でハンザ・スタジオを訪れたときに作成したプロファイルを今も大事に使っている。FENDER Twin Reverbに立てているのは、リボン・マイクのSAMAR AUDIO DESIGN VL37。IK MULTIMEDIA iLoud Micro Monitorはサブモニターだ

アンプ・シミュレーター

ライン録音をする際のアンプ・シミュレーターは、左からNEURAL DSP Quad Cortex、IK MULTI MEDIA ToneX Pedal、Tonex One。TKいわく「すべてプリセットは自分で作ったもの。実物のギター・アンプの録音を経験してから使うと、“自分の音”にたどり着きやすくなる」

SEQUENTIAL Prophet-6、ROLAND RD-700NX

SEQUENTIAL Prophet-6やROLAND RD-700NXの姿も

SCHECTERのTKモデルAC-TK-TE-WH/SIG

SCHECTERのTKモデルAC-TK-TE-WH/SIGを弾きながら、SM7Bに向かって歌う。ちなみにTKはTwin Reverbを使うとき、必ずVIBRATOチャンネルを使用してBRIGHTスイッチをオンにするという

314ce、414ce

TAYLORのアコースティック・ギターは314ce、414ceを使用。1世代前のピックアップES-1搭載のモデルがお気に入りだ

TKが曲作りに使うペダル

TKが曲作りに使うペダル。右上オレンジ色のペダルはBJFE製カスタム・オーバードライブで、VEMURAM Jan Ray(オーバードライブ)、KORG DT-10RW(チューナー)、BOSS DD-20(ディレイ)、BJFE Margalette Yellow OD(オーバードライブ)、ONE CONTROL Tornado FX Tornado Drive(オーバードライブ)という順に信号が流れる。ONE CONTROLの次にはBOSS LS-2(ライン・セレクター)があり、EVENTIDE H9(空間系など)とARION SPH-1(フェイザー)を切り替えて使用可能。最後にDIGITECH Digi Delayが配置されている。パワー・サプライはORBのCF-PSを接続。なお、写真内のKLON KTR(オーバードライブ)とBOSS TB-2W(ファズ)は、ここでは使われていない

Release

『Whose Blue』
TK from 凛として時雨 

(ソニー・ミュージックレーベルズ:AICL-4729/通常盤初回仕様)

Musician:TK(vo、g、prog)、稲葉浩志(vo)、suis(vo)、BOBO(ds)、Tatsuya Amano(ds)、Tobias Humble(ds)、吉田一郎不可触世界(b)、中尾憲太郎(b)、山口寛雄(b)、須原杏(vln)、大谷舞(vln)、中島優紀(vln)、大嶋世菜(vln)、亀井友莉(vln)、吉田篤貴(vln)、河村泉(vla)、秀岡悠汰(vla)、菊地幹代(vla)、飯島奏人(vc)、内田麒麟(vc)、村岡苑子(vc)、高杉健人(cb)、Brazilian Horn(Horn)、和久井沙良(p、cho)、平井真美子(p)、小松陽子(p)、ケンモチヒデフミ(prog)、kent watari(prog)、Giga(prog)、Cena(cho)
Producer:TK
Engineer:TK、染野拓、ロメシュ・ドダンゴダ(Romesh Dodangoda)、采原史明、川島尚己、石井翔一朗、小林廣行 
Studio:Metropolis Studios、ONKIO HAUS、Studio SAUNA、Sony Music Studios Tokyo、BIRDMAN WEST、STUDIO MECH

 

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