動画投稿サイトでの総再生回数が10億回を超えるクリエイター・ユニット、HoneyWorks(通称ハニワ)。コンポーザーのGom、shito、イラストとムービーを手掛けるヤマコの3人が生み出す作品は、若者を中心に大きな支持を集めている。3年ぶりの6thアルバム『ねぇ、好きって痛いよ。~告白実行委員会キャラクターソング集~』は、さまざまなメディア・ミックスでストーリーを展開していく「告白実行委員会」のシリーズ作品で、ポップ・センスあふれる全32曲を収録。制作の中心地であるGom Studioにて、Gomとshitoの二人にインタビューを行った。
頭に映像が浮かんでくる歌詞
—HoneyWorksサンレコ初登場ということで、まずは結成の経緯を教えてください。
Gom 最初はお互いニコニコ動画で“歌ってみた”や“演奏してみた”で活動している中で知り合って、コラボしたりバンドを組んだりしていました。いろいろなライブでオリジナル曲を演奏している人を見て、自分たちもやってみようと。それからボカロPとして活動を始め、イラストレーターのヤマコをTwitterで見つけて声をかけたのが2010年ごろです。
—当初からクリエイター・ユニットというコンセプトですか?
Gom バンドで食べていけたらという思いもあったんですがなかなか難しくて。作曲はずっとやっていたし、DAWソフトも学生時代から、YAMAHA Vocaloidも割と発表された当初から触っていましたよ。
—告白実行委員会シリーズは、HoneyWorks初期から続く壮大なストーリーですね。構想はどのようなところから?
shito 大人になってから少女漫画を読む機会があり、歌い手のGeroと一緒にハマっていたんです。ハニワの活動を始めたころだったんですが、ヤマコのイラストが少女漫画のテイストだったので、自然とそちらに合わせるようになりました。恋愛曲を書きはじめ、ヤマコがキャラクターを作ってMVも制作する中で、“別の曲のMVにも同じキャラクターが出てきたら面白いんじゃないか”というところから物語がどんどん膨らんで、アイディアを出し合っていったという形です。
—お二人とも作詞を手掛けていますが、若い世代の心をつかむ秘けつはありますか?
Gom 最近思っているのは、恋愛曲を書く人はたくさんいるけれども、あまり自分たちと同じような書き方をする人はいないなと。詩的な表現に凝りすぎないというか……頭に映像が浮かぶような、ストレートな物語性を重視して歌詞を書く人はあまりいないですし、そこが強みだなと。アイディアを出し合いながらストーリーを考えるように書いています。
shito 1曲で1冊の物語を読んだように感じる、というのは意識していますね。歌詞をヤマコにプレゼンして、彼女が“なるほど”と言いながらMVのコンテを描いています。
Gom キャラクターへの理解や愛は一番ヤマコがあるかなと。自分で描いて動かしているのもありますからね。映像がかなり大事な時代というか、TikTokにしろYouTubeにしろ、ビジュアル面の重要なポジションを担ってくれています。
—曲が先にあって歌詞を作っていくのですか?
Gom そうですね。2人のうち曲を書いた方が、こういう方向にしていきたいというのを先導していきます。
ラフを元に曲をコライト
—プライベート・スタジオのGom Studioは、電子ドラムもあるメイン・ルーム、主にボーカルを録るブース、配信ライブのPAを行うスペースと、マンションの一室を改装した3部屋で構成されています。こちらはいつごろから?
Gom 2013年辺りからで、当初はボーカル録りのブースだけで全部作業していました。エレドラも頑張ってブース内に突っ込んでいましたよ(笑)。それから3年後にアコースティックエンジニアリングさんにお願いして、メインの部屋をスタジオに改装しました。窓をふさいで完璧に防音されているので、よっぽどの打楽器とかでなければ音量は全然気にしなくても大丈夫です。
—コントロール・デスクとドラムが隣り合わせにあるというのは珍しいですね。
Gom 最初はリハスタとして使っていたんです。ハニワのサポート・メンバーのバンド陣と練習やセッションをするために使っていたのが、外部のボーカリストを呼んだり楽器もレコーディングしたりするうちに段々とディレクションする場所に変わっていきました。ボーカルは同じ空間で録るより、ブースで分けた方が良いですしね。
—このスタジオで録音はすべて完結しているのですか?
Gom 声優さんのボーカルとストリングスについては外部のスタジオです。生ドラムをまれにほかで録ることもありますが、基本的にはどのパートもここで録音しています。
—shitoさんも個人で制作環境を?
shito 同じ建物に、ここのブースのような作曲、制作スペースを設けています。ギターとか録れるものは録りつつ、ドラム録りなどではこちらを使っています。
—作曲はHoneyWorks名義のほかそれぞれでも行われていて、演奏はサポート・メンバーの方々が中心にクレジットされています。お二人の作曲時のメインとなる楽器は何でしょうか?
Gom ギターです。
shito 僕もギターですね。
—作曲方法も共通しているのですか?
Gom そこは違っていて、僕はコライト感が強いです。まず、自分の頭の中で鳴っているフレーズやコードをギターで弾いてSTEINBERG Cubaseに録っています。そのラフとメロディだけの状態でサポート・メンバーのドラマーを呼んで、“これに合うのをたたいて”とお願いして“分かりました!”みたいな無茶振りをしながら(笑)。ギタリストにも、“こうしてみたら?”とか“もっと良いフレーズないかな?”というふうに、結構わがままに作っている感じです。
—以前からコライトでの制作を?
Gom 昔は全部自分でやっていたのでそういうイメージは持ちつつ、もうかなりコミュニケーションが取れている人ばかりなので、キーワードだけ言えば大丈夫なんです。自分が考えていなかったようなフレーズが入ってくると、“何か違うな”と思うことも以前はあったんですが、今はむしろアイディアをたくさん取り入れています。各パートの演奏者という面では、彼らの方がプロフェッショナルですから。
—サポート・メンバーの皆さんは、ライブの演奏メンバーでもありますね。
Gom プロジェクトによってライブのメンバーは異なりますが、制作においても重要な存在ですよ。特に僕はコライトという意識もありますからね。
上ものから先にレコーディング
—shitoさんはどのように作曲しているのですか?
shito 自分はデモ段階からCubaseで作り込んでいて、ギター、ベース、ドラム、シンセ、ピアノも打ち込んでいます。サポート・メンバーに本番を録音してもらうときに、マストで弾いてほしいメロディは作りますが、どうしても悩むときはリズムだけを決める。“16分音符で”や“3連符で”という風に、枠組みはありつつもさらにいいものをお願いする作業です。何十回も弾いてもらったり、良いところだけを抽出したり……大変ですね(笑)。あと特徴としては、順番としてベースやドラムを割と最後の方に作っていることでしょうか。
— 一般的には土台となるパートから録っていくと思うので、とても意外です!
shito いつもビックリされるんですけど、やっぱりギターが自分の中ではメインになっているからですね。ギターやピアノも含め、そういう上ものから録っていきたい。良いと分かっていないと作りたくない、という気持ちが強いんです。当然ベースも大事ですけどね。
Gom 自分は歌をメインで考えているから、shitoが最後に入れるベースはやっぱりすごいなと。歌を生かすベースを一番知っているんだと思います。
shito 主メロの裏で自然に歌えるメロディという感じでしょうか。ピアノの伴奏と裏メロだけを流したり、ベースのルート音と主メロに裏メロをプラスして違和感がないか、ぶつかっていないかを試したりしています。ぶつかっていてもこれくらいだったらありだろうとか、崩したくないときは強引に進めることもあります。あくまでも耳で聴いて判断しているので、かなり時間はかけていますよ。
—確かに多くの楽曲で、各パートそれぞれがメロディを奏でている印象が強いです。
shito 歌を抜いたインストでも、何か楽器が歌っていないと気が済まないんです。ただの伴奏だけじゃ嫌だなと。小節ごとにプレイヤーとも話しながら録音しています。
キャラクターが音に現れている
—今作は2枚組で32曲と、大ボリュームですね。
Gom 前作から3年ぶりで、その間もずっと曲を書き続けているので、いつの間にか貯まっているという。それを眠らせるのも変だし、全部大事なので、全部入れました。
shito いつもベスト・アルバムを作っているような感じですかね(笑)。
Gom 今回は曲順が結構面白いなと思っていて。キャラクターの世代別とか、カップルの関係値別とかが近い並びになっているので、ストーリー性がよりあるんじゃないかな。かつ大ボリュームなので楽しめるんじゃないかと思います。
—Disc1の冒頭を飾る「東京サニーパーティー」は、ダンサブルなビート、シンセとストリングスが融合した楽曲です。
Gom ストリングスのアレンジは、部分的に刻んだりといったお願いをしつつ、堤博明さんに一任しています。堤さんとももう長いので、ハニワが好きそうなのを分かってくれている。一発OKの部分も多かったです。
—Disc1の2、3曲目は、昨年放映されたTVアニメ『ヒロインたるもの!~嫌われヒロインと内緒のお仕事~』の主人公、涼海ひよりのソロ・ボーカル曲で、ひよりのイメージにあったアップテンポな明るい楽曲です。スカ的な、裏拍を強調したギター・カッティングも特徴があります。
shito ひより曲に関しては、サポート・メンバーの中西がギター担当です。彼のプレイ・スタイル的に、何も言わずともカッティング系のギターを弾いてくれることを想定して作っている部分もあります。プレイヤーに引っ張られながら作っているという感じですね。
Gom ひより曲だと、コミカルな印象の楽器や効果音を入れています。楽しい感じとか、ちょっとドタバタしてる感じとか、自然とそのキャラクターが音に現れているんじゃないかとは思います。
—すごく複雑なフレーズを弾いていて、ギターに集中して聴いてみても面白かったです。ギターの録音はどのように?
shito 自分の制作スペースで録りました。ロード・ボックスのUNIVERSAL AUDIO OXとヘッド・アンプとしてBOGNER Shivaを使っています。中西が好きそうな音の機材を流されて買いました(笑)。彼も“いいなあ”とか言っていましたよ。
—ひより役の水瀬いのりさんの歌も素晴らしいですね。
shito めちゃくちゃうまいです。やっぱり声優さんなので、表現するというところにすごく特化して歌ってくれる。キャラクターとして、自分たちが書いた歌詞に寄り添ってくれるので、テストで歌ってもらうときに、みんなが“おおっ……!”ってなりますよ。
—元気な印象のあるDisc1に対し、Disc2は大人っぽい印象の曲が多いです。
shito キャラクターが上の世代という位置付けなので、落ち着いた曲も多いです。彼らが若いときはもう少し派手な曲調でしたが、段々と大人の恋愛模様の、しっとりした楽曲になっています。
—Disc2の方では3連符のラップが印象的な曲も幾つかありますが、近年のトレンドは意識しているのですか?
shito ハイハットの刻み方や、ダンス・ミュージックにおけるキックの帯域は、Kポップなどを意識しています。でも、あまり寄せるとただ似せただけになってしまうので、ハニワの色を出すためにギターとかで中和させて、新しいものを作る。特に告白実行委員会で一番使っている音色はグロッケンです。アタッキーさやキラキラした感じを演出するためで、NATIVE INSTRUMENTS Kontakt Factory Library音源を使用しています。
—ほかによく使う音源は?
shito 二人で共通しているのは、IK MULTIMEDIA Modd Bassをデモ段階のベースとして。あと、ピアノ音源はSYNTHOGY Ivory II Grand Pianosです。
Gom ブラスはKontaktのSession Horns Proか、最近BEST SERVICE Chris Hein Orchestral Brassを混ぜると効果的だと気づいて使用しています。シンセは、REFX Nexus 3、LENNARDIGITAL Sylenth1、VENGEANCE SOUND Avengerなどです。「東京サニーパーティー」では、Nexus 3のプリセットからフレーズを引っ張ってきて、ちょっと手を加えて収録しています。
shito お互い一気にまとめ買いしたんです。だから、新曲を聴かせたときに“これ、あの音源でしょう?”って突っ込まれます(笑)。好みも似てくるんでしょうね。
ニコニコ動画のコメントに鍛えられた
—冒頭で“少女漫画のように“と伺いましたが、どの曲にも、盛り上がるサビ、落ち着くブレイクなどが多彩にあり、展開がかなり練りこまれているように感じました。
Gom ニコニコ動画の曲やボカロ曲って音数が多かったり、フックになるような場所をたくさん作ったりするので、その影響もあるかなと。特に初期は加点方式で作っていたことが多かったです。今は結構アンサンブル寄りになってきてはいるんですが、印象に残る部分は意識して増やすようにしています。歌に関して言うと、ニコニコ動画って良い部分はコメントが増えるんですね。“ここ好き!”みたいに弾幕で。それを踏まえることで、ディレクション脳は鍛えられたりしましたし、楽器パートにも反映されているかもしれません。
—HoneyWorksは、今作に収録されている楽曲もそうであるように、同じ曲でも、音声合成ソフト、歌い手の方、声優の方とボーカリストが異なるバージョンをリリースしています。なぜ複数の形式で発表しているのでしょうか?
Gom やっぱり、ニコニコ動画の“歌ってみた”や“演奏してみた”から始まったからだと思います。同じ曲でも人が変わればそれぞれの良さがあると思っていて、むしろそれが今は普通かなと。セルフ二次創作じゃないですけど、ボカロの方が好きだという人も絶対いるし、声優さんだとキャラクター感がドンと出る。歌い手の方だとまたちょっと違うアプローチだったりしますしね。全然違った楽しみ方があるし、あえて狙って作っているわけではないですよ。
—人ではない歌の魅力というのはどの辺りに?
shito 言葉にするのはちょっと難しいですが、よく言われるのはピッチとブレスの位置を気にしないで作れるところ。あとはキーを気にせず、好きなメロディを書けるというのもありますね。どうしても人間だと制限も多いし、キャラクターによっては声を張らないでほしいこともあるので、そういった辺りを意識せずとも自然に聴こえるのが魅力です。
Gom 調声を追求して頑張りさえすれば、本当に自分好みにカスタムできますからね。
—動画やサブスクリプション・サービス、CDといった媒体による違いは考慮していますか?
shito 音量感は気にしていました。YouTubeでは、ほかの曲と並んだときに極力大きく聴こえるようにと考えていましたが、最近はひずみすぎないようにしています。それよりも、ダイナミック・レンジが広い方がYouTubeだと音量が抑えられないんですよ。だから、あえて展開の起伏を作ってレンジを広くすることも作曲段階から想定しています。
Gom あとは、低音を強調しすぎないようになりました。低音は鳴っているけどタイトにという感じです。昔は出てれば出てるほどかっこいいと思っていましたが、逆に浮いていてかっこ悪いかなというのと、スマートフォンで聴く人にとって良い音楽とは?と考えると別の答えもあるのかなと。
それぞれの人の中にある“ハニワ”
—今作の主なミックス・エンジニアは、長くHoneyWorks作品を手掛ける、米田聖さんです。米田さんに渡す前にはどのような処理を?
Gom IZOTOPE Ozoneや、パートによってはWAVES H-CompやCLA-76といったコンプを使います。以前はたくさんプラグインを使用していましたが、コンピューターが壊れたのにすぐ次の仕事に取りかからないといけないというときに、インストールし直すのが大変すぎて。でもWAVESさえ入っていれば何とかなりますから(笑)。
shito 僕は後処理よりも音作りの段階で極力作り込みます。例えばOXは、マイクの位置やEQを調節した、鉄板のプリセットが何パターンかありますよ。なるべくプラグインを挿さずに負荷が軽い状態で管理するようにしています。
—何か要望などは?
shito こちらで音量バランスを整えた上で、リファレンスとなる音源があれば、“こういう雰囲気の空間処理で”というようにお渡ししてお任せしつつ、最後には直接話しながら細かく詰めていきます。ひずみの処理はこちらであらかじめ行っていますが、空間処理などについては米田さんの方がもちろんプロですからね。
Gom 元々は自分たちでミックスもやっていたのですが、このスタジオでは録音に徹するようにして、ミックスはお任せすることがほとんどかなと。
shito 技術もちろんですが、コミュニケーションを取りやすいのが一番大きいです。一緒に悩んでくれて、良いものを作ろうとしてくれるのが楽しくて。一緒に音楽をやっているというのをすごく感じるんですよ。
—マスタリングを手掛けるソニー・ミュージックスタジオの阿部充泰さんも、2015年からと長く携わっています。
shito マスタリング・エンジニアの方は職人気質の方が多いイメージだったんですが、阿部さんも寄り添って作ってくれるようなお人柄で、もちろん技術も素晴らしい。しかもお願いするようになった最初の頃に、我々が使っていたスピーカーを購入されて、阿部さんが作業するスタジオに同じ環境をそろえてくれたんです。
Gom YAMAHAのMSP7ですね。
shito 初めは持ち込んでいたんですが、阿部さんが“気に入ったから買っちゃった”みたいな。ライブもしょっちゅう見に来てくれますし、作品についてアドバイスもしてくれる。マスタリングも楽しいですよ。
—お話を聞いていると、Gomさん、shitoさん、ヤマコさんだけでなく、サポート・メンバーをはじめとするミュージシャンの方々、エンジニアの方々ほか、関わっている皆さんがHoneyWorksの一員だという印象を受けました。
Gom 確かにそうですね(笑)。皆さんの中に、“ハニワならこうだろう”というのがあるのかもしれないです。
shito 理解もありつつ、みんなでハニワを作っています。
—最後に、アルバムにも収録されている「可愛くてごめん」が、HoneyWorksの存在をさらに広める大ヒット曲となりました。キャラクター・ソングでありながら、幅広く受け入れられるポップ・ソングになっているのがすごいです。
Gom そこは強みというか、かなり強いワードが出てくる歌詞なので印象に残ったのかなと。それこそちょっとバズっていた、“ハニワは変わってしまった……”みたいなツイートがあったんですが、新しいキャラクターが出てきたということで言えばすごく一貫しているんです。あと自分たちがよく言っているのは、10代のときに聴いた音楽をいつまでも好きでいるように、今の若い世代の人たちにもそうあってほしいという気持ちは持っています。
shito 新しい流行を作るのも10代ですからね。彼らの心に刺さる曲を作る、というのは常に心がけています。
Release
『ねぇ、好きって痛いよ。~告白実行委員会キャラクターソング集~』
HoneyWorks
(ミュージックレイン)
初回生産限定盤A:SMCL-806~809(2CD+Blu-ray+グッズ)
初回生産限定盤B:SMCL-810~813(2CD+Blu-ray+グッズ)
通常盤:SMCL-814~815(2CD+グッズ)
Musician:Gom(cho、prog)、shito(b、prog)、Oji(g、b)、中西(g、b)、高田翼(g)、小林修己(b)、さと(b)、花村智志(b)、Hiroki169(b)、わかざえもん(b)、kyo(b)、宇都圭輝(k、p、prog)、くるや(p)、裕木レオン(ds)、AtsuyuK!(ds)、直井弦太(ds)、樋口幸佑(ds)、コミヤマリオ(prog)、Kaoru(prog)、Hanon(cho)、ドゥー(cho)、Kotoha(cho)、halyosy(cho)、堤博明(strings)、門脇大輔ストリングス(strings)、setsat(strings)、藤田弥生(vln、viola)、関口将史(vc)
Producer:HoneyWorks
Engineer:Gom、shito、米田聖、青柳延幸、小坂剛正、諏訪桂輔、丸岡詩織、宇都圭輝、門脇大輔、藤田弥生、関口将史
Studio:Gom Studio、shito Studio、Higashi-Azabu、MSRlab、ONKIO HAUS、Luxuriant、caking music、GRAPLE、Yayoi、Hare to Komachi