qdc FRONTIER 〜新フェイスプレートを採用した、シングルフルレンジBAドライバー搭載モニターIEM

qdc FRONTIER

 中国深センに本拠を置くカスタムIEMブランドqdcの最新ユニバーサルIEM、FRONTIER(フロンティア)がお目見え。カラー違いでFRONTIER AquamarineとFRONTIER Emeraldをラインナップする(価格はどちらも19,800円)。発売は7月19日(土)を予定。

FRONTIER Aquamarine
FRONTIER Emerald
FRONTIER Aquamarine(左)、FRONTIER Emerald(右)。フェイスプレートには、半透過とミラー、グラデーションが一体となった新デザイン“トランスルーセント・ミラー・グラデーション”を採用している。シェルには樹脂充填のように見える特殊コーティング処理がなされている

 「qdcの新たな最先端への道を切り開く」という思いを込めて命名されたFRONTIERは、qdcの根幹とも言えるBAドライバー搭載IEMのモニターサウンドを、より多くの方へ体感してもらうため、最新技術を駆使して新規開発された。

 独自のカスタマイズドBAドライバーをシングルフルレンジで搭載し、その背面にマイクロメーターサイズのホール(=空洞)を作るという、独自の音響構造“リアキャビティ・マイクロホール”を採用。乱流ノイズを排除し、振動変位が増加することにより、BAドライバーならではの素早い音の立ち上がりとレスポンス、高い解像度を保ったまま、感度の向上と、BAドライバーの弱点であった低周波のドライブ力強化を同時に実現しているという。

 qdcが元来得意とするプロフェッショナルモニターチューニングをベースとして、さまざまな楽曲へのマッチングを考慮してチューニングを実施。ピークやひずみ、ノイズを抑えたプロユースのハイインピーダンスなIEMでありながらも、音量調整がしやすいことを特徴とする。

 また、数多くのカスタムIEM開発から得られた知見と技術による快適な装着性を追求。qdcTips Soft-fitシリコンイヤーピースと、qdcユニバーサルIEM初となるフォームイヤーピースが付属するため、使用環境や好みに合わせて選択できる。

FRONTIER Aquamarine
FRONTIER Emerald
ケーブルとイヤーピースを取り付けた状態(FRONTIER Aquamarine/左、FRONTIER Emerald/右)

 ケーブルは、伝導性の高い高純度無酸素銅(OFC)4芯線を、黒のPVC被膜で覆った仕様で、滑らかな取り回しを追求。コネクターはカスタムIEM 2pinコネクター(0.78mm)で、プラグ部には、L字モールドされた3.5mm 3極アンバランスを採用している。

FRONTIER Aquamarineの付属品
FRONTIER Emeraldの付属品
付属品(FRONTIER Aquamarine/左、FRONTIER Emerald/右)。本体のほかに、装着時に耳への負担を軽減するリサイクルシリコンを使用したシングルフランジのqdcTips Soft-fitイヤーピース3サイズ(S/M/L)、遮音性と外れにくさを重視したqdcユニバーサルIEMとしては初採用となるフォームタイプのイヤーピース3サイズ(S/M/L)のほか、衣服にケーブルを固定してタッチノイズを抑えるケーブルクリップ、クリーニングツール、セミハードタイプオリジナルキャリングケースが付属する

 

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