ヤマハ、遠隔会議システムADECIAおよびルームプランニング・ソフトウェアProVisionaire Planを大幅アップデート

 YAMAHAが遠隔会議システムADECIAファームウェアV3.0および、ルームプランニング・ソフトウェアProVisionaire Planの大幅アップデートを発表した。2025年冬に無償提供される予定だ。

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ボイスリフトは、部屋に設置したマイクで話者の声を収音し、複数のスピーカーからその声を出力することで、広い会議室や教室のどこにいても均一に声が届くようにする音響技術

 今回のアップデートでは、自動ボイスリフト設定機能を導入。これにより会議室や教室など広い空間で、発言者の声を自動的に増幅し聴き取りやすくするボイスリフト技術を専門知識を必要とせず短時間で設定できるようになった。

 同社独自のノイズ除去機能AI De-Noiserも導入。空調音などの持続的なノイズだけでなく、タイピング音などの突発的なノイズをAIがリアルタイムに判別し、音声だけをクリアに抽出するという。されるようになった。

 また1台のプロセッサー(RM-CR)で、最大64本のYAMAHA製ワイヤレスマイク(RM-Wシリーズ)を管理可能に。これにより、大規模な会議や研修にも対応できるという。

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最大64本のヤマハ製ワイヤレスマイク(RM-Wシリーズ)を、1台のプロセッサー(RM-CR)で管理可能になった

 IT部門向けの管理機能強化として、SNMP・RADIUSやIEEE 802.1X認証への対応が実装されている。標準プロトコルへの対応により、セキュアなネットワーク接続が実現され、不正接続や情報漏洩のリスクが低減されるという。またバッテリー残量の遠隔監視、アクセス制御、エラー通知機能により、会議中のトラブルを未然に防ぐとともに、トラブル発生時の迅速な対応が可能になった。

 

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