MOTU、次世代オーディオインターフェース「16A」第二世代モデルを発表 〜Thunderbolt 4/USB 4対応

motu 16A

 MOTUは、オーディオインターフェース「16A」を全面的に刷新した第二世代モデルを発表した。プロフェッショナルな音質と柔軟なルーティング機能を備え、スタジオやライブ環境での使用に最適だという。2025年4月下旬に発売予定で、価格はオープンプライス(市場予想価格:286,000円前後)。

motu 16A front

MOTU 16A第二世代モデルのフロントパネル。高解像度ディスプレイを2基搭載し、リアルタイムでI/Oメータリングが行える

 主な特徴は以下の通り。

  • Thunderbolt 4/USB 4対応で最大40Gbpsの高速データ転送を提供
  • ESS Sabre32 DAC技術を採用し、125dBのダイナミックレンジと低THD+N(全高調波ひずみ)を実現
  • 合計32イン/34アウト(16アナログI/O、2系統の8チャンネルADATオプティカルポート、ヘッドホン出力を含む)
  • AVBネットワーキングにより最大128イン/128アウト(計256 ch)のI/Oが可能
  • 96kHzのサンプルレートで1.8msという往復レイテンシー

motu 16A 入出力

MOTU 16A第二世代モデルのリアパネル。16系統のバランスTRSアナログ入力/出力のほか、2バンクの8ch ADATオプティカルI/O、BNCワードクロック入出力、Thunderbolt 4/USB 4 Type-Cポート(2基)、2系統のAVB Ethernetポートを備える

64ch DSPミキサーを内蔵し、複雑なルーティング設定も可能 

 16A第二世代は、64ch対応のDSPミキサーを内蔵。このDSPミキサーは32ビット浮動小数点処理を採用し、パラメトリックEQやコンプレッサーなどのエフェクトを搭載する。バーチャル・パッチコード機能により、複雑な信号ルーティングも直感的に設定可能だという。

motu 16A 入出力

MOTU 16A第二世代は、スタジオ録音からライブパフォーマンス、ネットワークベースのシステム拡張まで幅広い用途に対応する

 また、16A第二世代はAVB/Milanに対応し、複数デバイス間でのデイジーチェイン接続が可能。Thunderboltデイジーチェインでは最大6台の機器を連結し、大規模セットアップにも対応できる。さらに、フロントパネルには高解像度ディスプレイを2基搭載。リアルタイムでI/Oメータリングが行える。また、トークボタンやスピーカー選択ボタンなど、スタジオ環境で便利なコントロール機能も備えている。

 

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